犬・猫の飼い主に聞いた…「食べ残したペットフードはどうしてる?」 約半数が「捨てている」と回答

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

みなさんは、ペットが食べ残したフードはどうしていますか。犬または猫を飼育している全国の男女452人に「ペットフードの廃棄」に関する調査をしたところ、約2人に1人が「捨てている」と回答しました。また、ペットフードの廃棄問題である、ペットフードロスについては、約7割の人が「考えたことがない」と答えたそうです。

ペット保険相談サービス『MOFFME』を運営する株式会社Wizleap(東京都渋谷区)が、2023年5月にインターネット上にて実施した調査です。

調査の結果、「今までにペットが食事を残した経験がある」と答えた人は全体の70.1%。また、「食事を残す頻度」は、「週に1〜2回」(30.9%)、「月に1〜3回」(30.6%)が多くなっていたほか、「週に4回以上」(6.0%)や「毎回必ず」(13.0%)と答えた割合は合わせて2割近くに及んでいます。

さらに、「食事を残す量」については、「1/4程度」(48.6%)、「数粒などわずかな量」(27.1%)といった回答が多かったほか、「半分程度」が16.0%、「半分以上」が8%という結果になりました。

ペットが高頻度で食事を残していることが分かりましたが、この残ったフードを飼い主のみなさんはどうしているのでしょうか。

そこで、「今までにペットが食事を残した経験がある」と答えた317人に対して、「食べ残したフード」について聞いたところ、衛生面からも捨てることが推奨されているためか、48.9%の人が「捨てている」と回答。

その一方で、「食べやすいようにアレンジをする」(13.0%)や、「その他」の回答で「肥料として再利用」といった回答があり、無駄にならないように工夫している人も見受けられました。

また、「ペットがペットフード気に入らなかったことがある」と答えた317人に対して、「ペットが気に入らずに、まだパッケージ状態で残っているペットフードをどうしていますか」と聞いたところ、「アレンジをして食べてもらう」(41.6%)、「保護施設や友人へ譲渡している」(18.0%)、「肥料として再利用している」(2.0%)など、工夫している人が大半を占めているのに対して、34.7%の人は「捨てている」と回答しています。

さらに、期限は切れていないものの、「期限内に食べ切れないと判断したペットフード」について、「期限内に食べ切れないと判断した経験がある」と答えた236人のうち、「捨てている」と回答した人が62.8%に及びました。

最後に、全回答者に対して、「ペットフードの廃棄問題(ペットフードロス)について考えたことはありますか」と聞いたところ、71.7%の人が「考えたことがない」と回答しました。

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調査を実施した同社は、「ペットフードは年に約60万トン出荷されていると言われていて、そのうちの1%が廃棄になっていても6000トンものペットフードが食べられずに廃棄になってしまいます。『食べられない量は出さない』『期限が切れてしまう可能性のある量は買わない』など少しの意識で、ペットフードの廃棄量は減らしていけるのではないでしょうか」とコメントしています。

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【出典】
▽ペット保険相談サービス『MOFFME』
https://moffme.com/

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