全国展開するスープ専門店「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」は27日までに公式ホームページを更新し「離乳食提供開始の反響を受けまして」との声明を掲載した。先日、これまで一部店舗でのみ実施していた離乳食の無料提供サービスを全店に拡大することを発表したところ、ツイッターで一部「子どもが増えて迷惑」「客層が悪くなる」といった批判があったことを受けてのものだ。
これ以外にも「落ち着いた雰囲気が好きでよく行くのに離乳食が必要な年齢の子連れが増えたんじゃ、この店への価値を感じなくなる 勘弁してほしい」という人も。ただこうした非難は一部に限られており、逆に離乳食の提供に「乳児を持つ親として外出のハードルが下がり本当にありがたい」「社会で子育てを支援する取り組みは素晴らしい」「ノイジー・マイノリティに負けず頑張ってください」といった支持の声が目立っていた。
声明では、取り組みについて「小さなお子様連れという理由で外食店での飲食をためらう方の助けになればと始めたもの」とし「私たちは、お客様を年齢や性別、お子さま連れかどうかで区別をし、ある特定のお客様だけを優遇するような考えはありません」と主張。企業の社会的責任について「私たちのスープやサービスに価値を見出していただけるすべての方々の体温をあげていきたいと心から願っています。皆さまからのご意見を受け止めつつ、これからも変わらずひとりひとりのお客様を大切にしていきます」とした。
ツイッターでは「安易に謝罪していないのが立派」「申し訳ございませんとか配慮に欠けたとかが出てこなくて強い意思を感じる」「企業としての毅然とした意思を示してて非常に好感です」といった称賛の声が目立った。