【入学式前夜】算数セットの名前書きが地獄すぎる 何百個書くねや… おはじき、サイコロ、数え棒など細かすぎるパーツ「これ本当に大変」「下級生に引き継いでくれたら」

伊藤 大介 伊藤 大介

小学校入学前に購入する「算数セット」。この算数セットがおびただしい数の名前付けを必要とする「悪魔教材」として、入学直前の親を苦しめています。

入学式前夜、「ギェエェエエエエエエ!!」「これに全部名前書いたり、シール貼ったりってかァァァァア!!!」 と絶叫したなみそ(@omochi_nam01)さんに聞きました。

名前シール貼り終え、地獄が始まる

算数セットの箱には、おはじきやサイコロ、「数え棒」なる極細の棒など、数百点におよぶ小さな計算グッズが詰め込まれています。

なみそさんが算数セット購入時、息子さんの名前入りシールが225枚ほど手元にありました。この名前入りシールを貼り終えた後、さらに名前書きの地獄が始まりました。

「あの雪見だいふくの(食べる時に使う棒に似た)ピンクの棒(数え棒)は200本ありましたからね(笑)。200本に極小シールをペタペタ。雪見だいふくの棒みたいに、名前を書くのが困難なアイテムにお名前シールを優先的に使うので、息子の名前入りのお名前シールは早々に使い切りました!そこからは、オール手書きタイムが始まります!!(笑)」

「算数カードの枚数とか、ご存知でしょうか…?受験生がよく持ってる単語帳みたいなやつに「1+1=2」「2+2=4」みたいなのが書いてるんです。それにも1枚1枚に名前を書けですって!」

「しかもね、足し算だけじゃなくて、引き算バージョンもあるんですよ。何枚名前書かせるねん!!『そんなスペースに書ける、極細マジックなんて今あるかー!…あった!! 奇跡的にあった!! だがインクがねぇぇえええ!!!』と、度重なるストレスで荒れ狂いました(笑)」と振り返ります。

なみそさんはしっかり者の小学6年生の娘さんにも手伝ってもらい、算数セットの名前書き2時間程で終了しました。

しかし、まだまだ手書きの苦行は終わりません。

教科書、体操服、家庭調査票…名前書きは続く

「これで終わりだと思うでしょ…?まだまだまだー!

 算数、国語、せいかつの教科書!各教科のノート!
体操服上下に赤白帽!給食着! 給食セットもあるよ!

そしてトドメは、家庭調査票。学校から家までの地図、毎年よく分からずGoogleマップで検索して、その地図を見ながら描き写す!!」

算数セットで疲弊した腕にもう一度力を込め、教科書、ノート、体操服、クレパス(1本ずつ)などの名前書きに、家から学校までの地図の手書き。これが大変なんですよね。

「『何時間スマホを見てますか?』『何時に寝てますか?』といった子どもアンケートや、結核などの調査票、ワクチン接種状況など…これらはとっても大切な事だからこそ仕方ない面もありますが、これもデータ化すればええやん!!と思います。スマホでスイスイと、『○年○月に、○○の予防接種をしました』と記入できるようになってほしい」となみそさんはデジタル化を切望します。

「学校で管理して、下級生に引き継いでくれたらいいのに」

なみそさんの苦しみに共感する声が寄せられました。

「沢山の方がリプライで『懐かしい…』『あれは辛かった』などと言ってくれました。それだけ思い出深く、辛い洗礼なんですね」

なみそさんは「雪見だいふくの棒(数え棒)やおはじき、算数カードも1枚1枚名前書くとか鬼畜! 」として、算数セットを学校の備品にするよう提案します。

「この時期はただでさえ小学校や保育園の行事で忙しいのに、こんな数回しか使わない道具の名前書きなんかでメンタル崩壊させられる方がたまらんです」「毎年新品買わせるんじゃなくて、使い終わったら、これからの後輩たちにも受け継いで、みんなで使えばいいじゃないですか。

「1人1個持つ必要ないのでは。 そっちのがエコですし、 みんなで大切に使うって気持ちが芽生えますよ」と話していました。

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