住宅地図で知られる「ゼンリン」(本社、福岡県北九州市)が発売した、都道府県ごとの形をかたどった47種類のピンバッジが話題になっています。発売早々、13県のデザインが売り切れになるほどの人気です。完売した都道府県はどこなのか。再販の予定はあるのか。同社に聞きました。
13県が完売…追加の予定は?
3月10日発売の「47都道府県ピンバッジ」(各税込み1100円)。
バッジ本体のサイズは北海道が横31mm×縦25mm、兵庫県が横19mm×縦29mmなど、都道府県の形によりまちまちですが、いずれも「襟元にさりげなくつけることができるサイズ」。よくよく見ると市区町村の境界線まで刻印された緻密なデザインです。銅合金製でゴールドとシルバーの2色展開。
同社が2020年に発売した「日本列島ピンバッジ」の購入者らから「都道府県版も欲しい」という要望が多数あり、商品化しました。
ネット上では「お餞別によさそう」「地元愛をアピールできる」「地理好きにはたまらない」などの声があふれ、発売から10日ほどで13県が売り切れになりました。
完売したのは青森、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、富山、福井、岐阜、滋賀、佐賀(3月20日現在)。
同社では具体的な購買情報は非公開とした上で、「複数商品を同時にご購入された方も多くいらっしゃいます。SNSには親戚に配るために複数買いしたという声もありました」。
まいどなニュース編集部の地元、兵庫県版の売れ行きは「兵庫県もお陰様でたくさんの方にご購入いただいています。淡路島はもちろん、姫路市沖の瀬戸内海の島、家島や西島なども表現しています。ぜひじっくり見てみてください」。
時期は未定ながら追加生産を検討しているそうで「再入荷の際はゼンリンの公式ツイッターなどでお知らせをいたします」。
同社では「ゆかりの都道府県のピンバッジをつけることで会話のネタに、また郷土愛を表現するツールとして、これからの送別シーズンのギフトとしてもおすすめです」とアピールしています。
同社が運営する地図柄グッズ専門店「Map Design GALLERY」の小倉店、福岡店、オンラインストアで販売中。
SNSの疑問「全部並べたら日本列島になる?」
SNS上では「全部集めたら日本列島になるの?」「合体すると日本地図になりますか?」などの疑問が多数つぶやかれています。同社によると「47都道府県ピンバッジは各都道府県で縮尺率が異なるため繋げることはできません」。なお、ピンバッジのデザインは一部を除き、島しょ部は含まれていないそうです。