初めてのひとり暮らし…キッチンは「最低限これだけそろえれば大丈夫」 話題の単身赴任中「料理上手サラリーマン」に聞いた

金井 かおる 金井 かおる

 この春、入学や入社、転勤などで初めてのひとり暮らしを始める人も多いのではないでしょうか。マンスリー賃貸物件や単身用マンションなどの手狭なキッチンでも自炊を続けるお料理上手な男性がいます。ツイッターでフォロワー数20万超を誇る料理アカウント「チーフ」さん(@SW_Chief)。

 チーフさんは現在、単身赴任中。平日は自炊、週末は自宅にいる家族のために腕を振るいます。キッチンで使う道具は厳選された必要最低限の物だけ。過去に公開したキッチンの写真には「参考になる」「うちのキッチンのプロデュースをお願いしたい」「整頓されてる」「シンプルで清潔感ある」などと驚きの声が寄せられました。

 そんな人気のチーフさんに聞きました。「チーフさん、最低限必要なひとり暮らしの調理道具は何ですか?」

チーフさんおすすめ「調理道具&食器のマストアイテム」

 キッチン用品としてまず頭に浮かぶのが包丁とまな板です。

 「包丁とまな板は必要ですね。果物ナイフは包丁で兼用できるのでいらないと思います。ひとり暮らしのキッチンは狭いと思うので、調理道具は買いすぎず、必要最低限でいいと思います。コンロがガスでなくIHの場合、鍋やフライパンを選ぶときに『IH対応』の物を選ばなくてはならないので注意が必要です」(チーフさん)

▽チーフさんおすすめ「最低限必要な調理道具」

(1)包丁、まな板
(2)テフロンフライパン26cm
(3)雪平鍋18cmくらい
(4)ボウル
(5)ざる
(6)おたま
(7)ターナー(フライ返し)
(8)ピーラー
(9)木べら
(10)菜箸

 「テフロンフライパンは消耗品と割り切って安価なもので十分です。コーヒーをドリップしないならケトルは不要です。お湯を沸かすのは雪平鍋で兼用できます。ボウルとざるはプラスチック製よりもステンレス製の方がきれいに洗えるのでおすすめです。ざるはステンレス製パンチングボールがおすすめ。ターナーはステンレスのほうが薄くて使いやすいです」(チーフさん)

食器は「最初からそろえようとしない」

 料理が完成したら盛り付ける食器も必要です。

 「食器は、飯茶碗、汁椀、平皿大小、丸いカレー皿、マグカップ、グラスといったところです。丸いカレー皿はパスタにも使えます。食器は最初からいろいろそろえようとせず、自分のスタイルに合わせて買い足していけばいいと思います。100円ショップや3COINSなどにも食器はたくさんあります。おすすめは100円ショップのseria(セリア)です」(チーフさん)

応用編「あった方がいい調理道具は?」

 応用編として、「あった方がいい調理道具」も教えてもらいました。

 「レシピを見ながら料理をする場合、計量カップと計量スプーン、キッチンスケール(はかり)もあった方がいいです。私はレシピ通りにしか料理が出来ないので必要不可欠です」(チーフさん)

▽チーフさんおすすめ「あった方がいい調理道具」

(1)ニトリのスキレット鍋19cm
 「調理してそのまま食卓に出せるから洗い物が増えない、食卓で映える、食卓でも余熱で保温してくれる、ひとり鍋にちょうどいいサイズ、鉄なので洗剤で洗ってはいけなくてたわしでこするだけなので洗うのが楽、価格が安い(税込み799円)」

(2)テフロンフライパン20cm
 「大は小を兼ねるで26cmだけでもやっていけるのですが、目玉焼きなどちょっとしたものが作りやすいし小さいほうが軽くて使いやすいのでおすすめ」

(3)フライパンのふた
 「蒸し工程がある料理はまあまああります」

(4)無印良品やダイソーで売っているシリコンスプーン
 「炒め物だけではなく混ぜたりあらゆる場面で活躍します。ボウルで合わせた食材や調味料をきれいにすくって鍋やフライパンに移せます。これがあれば木べらは不要。できれば大小どちらもそろえたいです」

     ◇

 チーフさんが作る日々の料理は、食器や盛り付けのセンスも抜群。投稿を楽しみにするファンからは「すごすぎる」「あこがれる」「一緒に住みたい」などの声が上がっています。チーフさんのツイッター(@SW_Chief)

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