「大阪出身の友が頻繁にお好み焼きを夕飯に出すと聞いてはいたんですけど、
その作り方が「卵たっぷり、長芋すりおろしたっぷり、小麦粉ちょっぴり、キャベツどっさり、あとは肉」つってて
えーっ!揚げ玉は?ネギは?出汁は?みたいな半信半疑で今日真似してみたんですけど
概念が変わる美味しさでした」
このような驚きをツイートした「もてぃこ(@mochin22)」さん。リプライには同じくシンプルな材料に驚く人や、アレンジ方法を教えてくれる人などが集まり、7.8万の「いいね」がつきました。
もてぃこさんが今回作ったお好み焼きの材料はこちらです。
・たまご4個
・長芋すりおろし 15〜20センチ分
・小麦粉カップ半分弱(100cc)
・キャベツ半玉強
・豚バラ
こちらの材料で小さめお好み焼き12枚を焼きました。家族4人とも、もう少し食べたいくらいだったので、次回は1.5倍にしてつくる予定だそう。
「ボウルの中身は7割キャベツ、といった具合ですが、少し絡まると言うより緩い生地ですので全体的に液体を纏ったキャベツ、という感じですね。直径を小さく、厚さを持たせて焼いたので、最初だけ蓋をして蒸し焼きにしました。ひっくり返してからは蓋をしませんでした」と、もてぃこさん。
ツイートを見て早速作ってみた人たちからは「今まで食べたお好みの中でも1番美味しかった!」「すごいふわふわで柔らかくて美味しかったです(*^^*) 小麦粉少なくてキャベツたっぷりで胃に優しい…」と感謝の声が寄せられています。
もてぃこさんに、今回作ったお好み焼きについて詳しくお話を聞きました。
──大阪出身のご友人に教えてもらうまでは、どんなお好み焼きを作られていたのですか?
今まで市販のお好み焼き粉を買い、書かれてある分量の水、卵をいれ、そこにキャベツ、揚げ玉、ネギ、出汁、また時には紅生姜や刻んだちくわなども入れていました。豚肉は片面に乗せるスタイルで、それは今回も継承しました。あと、ネギは個人的な嗜好により今回も入れました。
──市販のお好み焼き粉とは、粉の量が全く異なりますね。お子さんが「何これわたあめ?!?!」って言うほどふわふわだったとか。
まず口に入れた瞬間に柔らかくてスッと飲み込めてしまいました。そりゃあ子供もわたあめと言うねぇ!というくらいの軽さ、柔らかさ。ソースやマヨネーズがかかっている強い味なのにまったくしつこくなく、直径6、7センチ程度の小さめサイズが次々と売れていきました。胃もたれしそうな重さがゼロでした。
◇ ◇
筆者の周りに聞いてみたところ、やはり大阪の人は同じような作り方をしている人が多く、アレンジを加えて家庭の味にしているようでした。リプライにも、美味しそうなアレンジ方法を伝授してくれる人が多数いました。
「あー!出汁は入れたことないですね!ネギも余ってたら入れるかもしれないけど。。。揚げ玉は入れます!山芋がなかったら、寧ろお好み焼きしないです(笑)」
「私はネギも入れますが、粉々になった鰹節も入れることがあります」
「ご友人とほぼ同じ作り方ですが、あれば紅生姜を刻んで入れると美味しいデス」
「正月の残りの餅を角切りにしてインしたら、最高でしたよー!」
「小麦粉は一人前で大さじふんわり1くらいでいい感じです〜。天かすは、私は海老入りとかそんなん買って、その味で出汁要らず。あとはおたふくソースで全部美味しくなるから👍」
「我が家もそんな感じで作ってます。鰹粉を入れるかな、と、玉ねぎのみじん切り。作る予定が決まってたら先に刻んで冷蔵庫で少し寝かせておきます。甘味が出るんで。このお好み焼きだとwith白飯が少し理解していただけるかも」
「出しはいらないけど、「ほんだし」入れると味が深まりますよ」
「れんこんを1cm角ぐらいにしていれるとさらにわたあめの中にコリコリした食感がうまれて美味しいよ」
筆者も作ってみましたが、粉の量を間違えて倍量入れてしまいました。それでも今まで食べていたお好み焼きよりもふわふわで美味しかったです。さらに残ったお好み焼きを冷凍したのですが、後日食べてもフワッフワでした。「時間ある時にそれをたくさん焼いて一枚ずつラップにくるんで冷凍しておきます。これをお好み焼き貯金と呼んでいます」と言う人がいたのも納得です!