「擬態してる?しましま模様はこういうときに威力を発揮するのね」というキャプションと共に投稿された画像がTwitterで注目を集めました。木の幹と同じ模様の鳥、コゲラです。
画像を見た人からは、
「全く見えません!!どの子も動かなければ気づかないくらい、見事に保護色になっていることにいつも感心します」
「もう、忍者ですネ」
「これはすごいですね!すっかり隠れています。感動です」
という反響がありました。
投稿主のちびこさん(@chibiko_todo)にお話を聞きました。
—コゲラは擬態しているのですか。
「コゲラの羽の色や模様が変わるわけではありません。たまたま木の幹に生えているキノコのところで虫を探していたので、木の模様とコゲラの羽のしましま模様が一致して、あたかもコゲラが擬態しているかのように見えました」
—コゲラはどんな鳥なのでしょうか。
「日本で一番小さなキツツキです。木をつついて虫を探すので、『コツコツ』という音が聞こえると、『あっ、コゲラがいる』と分かります。また、『ギィー』という鳴き声も特徴的なので、わりと簡単に見つけることができます」
—擬態する野鳥もいるのですか。
「『ヨシゴイ』が有名ですが、私は見たことがありません。擬態とはちょっと意味が違うのですが、野鳥の羽の色は自然の中に溶け込むように作られているんだなぁと感じることは多々あります。水を飲むアトリを撮ったことがあり、その写真の中央には3羽いますが、まるで落ち葉のようです」
公園や雑木林で野鳥の観察をしたり、鳴き声に耳を澄ませたりするのも面白いでしょうね。