山形県鶴岡市にある「荘内神社」(@jinjahan0817)の「花手水が凍りました」という投稿写真に11万以上の「いいね」がつき、その美しさが話題になっています。
近年SNS映えでも注目の花手水は、神社や寺で手や口を清める「手水舎」の鉢に、色とりどりの花を浮かべたもの。今回の氷ならではの幻想的な写真には、「天然のアートですね!きれい」「どんな芸術家も自然には勝てない」「綺麗を冷凍保存」「ドライフラワーとか、そういうのとは違って、その時!その瞬間!が、ギュッと詰められてる感じが良い」と絶賛する声が続々と寄せられました。
さらに氷の表面に注目し、「ゴッホ感ある」「油絵みたいですてき」「ちりめんの着物のようで綺麗」「葛でかためた菓子の様、うーんうまそう」と例える声も寄せられています。花手水の状況や反響について、「荘内神社」権禰宜の石原和香子さんに教えてもらいました。
「寒さに負けず花々は美しい」
――いつから花手水を始めたのでしょうか?
紫陽花の花手水は5年ほど前からおこなっておりましたが、コロナ禍になり3年ほど前より「みなさまの癒しになれば」と毎日おこなっております。今年は花手水専用の鉢を奉納いただき、これからも毎日ご覧いただけるようにお手入れをしております。
――こだわっている点はありますか?
季節ごとにお花を浮かべることや、まだまだ参拝に来られない方も多いので、写真映えするようにカラフルに美しく見えるようにこだわっています。
――花手水が凍ったのは投稿日が初めて?
昨年までは大きな手水鉢でしたので、ここまで凍ることはありませんでした。こんなに全面が凍ったのは初めてなので、改めて寒さに負けず花々は美しいと感じています。
――凍った花手水も美しいですよね! たくさんの「いいね」がつきました。
何気ない日常の写真だったので、ここまで反響があることに大変驚いています。もう少し考えてコメントも書けばよかったと後悔しています(笑)。
◇ ◇
氷の花手水が見られたということで、厳しい寒さも伝わってきます。投稿日の12月19日と翌20日は、1日で50センチほどの雪が積もったとのこと。
石原さんは「12月にしてはとても多く、これからが怖いです。雪国なのでみなさん慣れているかもしれませんが、ところどころ滑りやすい所がございますので足元に気をつけてご参拝ください」と話してくれました。
「荘内神社」山形県鶴岡市馬場町4-1 鶴ヶ岡城址
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