デビュー10周年の伊藤万理華、2023年はリボーン!生まれ変わりの年に

石井 隼人 石井 隼人

今年は芸能活動10周年という節目。そんな2022年を「集大成の年」と表す伊藤万理華(26)は、迫りくるニューイヤーを「リボーンの年にしたい!」と位置付ける。10年一区切り、そしてコロナ禍で溜まりに溜まったパワーを2023年に大爆発させる構えだ。

トロフィーは本棚の一番高いところに

映画『サマーフィルムにのって』の演技が評価されて、昨年の第13回TAMA映画賞最優秀新進女優賞に続いて、第31回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞。

「個人で賞を取ったのは人生で初めての経験なのに、まさかの2連続…。賞を獲得する人生になるなんて思いもしていなかったので不思議な感覚」とはにかみながら「映画界にちょっとだけ仲間入りできたような気がして光栄です。トロフィーは家の本棚の一番高いところに飾っています」と俳優としての実力が認められた喜びを噛みしめる。

ここ数年はコロナ禍で思うようにいかないことも多かった。しかし逆境からの学びも多分にあった。「コロナ禍以降、関わった作品の多くのテーマが“人と人との繋がりの大切さ”を描いているような気がして、私自身にも大きな影響を与えてくれました。それまでの閉鎖的な性格が無くなってフットワークが軽くなったというか、作ることを諦めない同年代のクリエイターたちの姿に感銘を受けて、私も何かを作らなければと。かなり能動的になっています」と晴れやかな表情を浮かべる。

2023年はリボーン!

10組のクリエイターたちとコラボした書籍『LIKEA』の出版と、その書籍を軸にした個展も開催。12月16日には出演作の映画『そばかす』が封切られる。

「コロナ禍もあってインプットはもう十分してきました。溜まりに溜まったものをどうやって昇華していくのか?私の場合は表現の場にいるからこそ、表に出て何かを作って表現して、それをみんなと共有する。それが自分のできることだと思っています」と確信。

芸能活動10周年に加えて、俳優としての高い評価という幸先のいい一区切りがついた気がする。「偶然かもしれませんが、今年はデビュー10周年の年。今年の5月には乃木坂46の10周年ライブに参加させていただき、10年という節目の中で過去を改めて振り返る機会も多かったです。この10年で自分はどう変わったのか?出会いを通して何が生まれたのか?私は何が好きで何をしたかったのか?いまだかつてなく自分と向き合い内観した1年でした」と2022年を総括して「来年はリボーン!生まれ変わりの年にしたいです」と高らかに宣言している。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース