「戦友だった…」今までの家電とは違う、壊れたルンバを“偲ぶ”投稿に共感 愛機に名前をつける人が多いことも判明

渡辺 陽 渡辺 陽

普通の掃除機は人がかけないといけませんが、ルンバのようなロボット掃除機はボタンひとつ操作するだけで留守中にも掃除をしてくれる優れもの。忙しい人は重宝しているのではないでしょうか。外山薫さん(@kaoruroman)もその一人。長年ルンバを愛用していました。ところがある日、あっけなく旅立っていきました。

「ルンバが死んだ。老衰した犬の様にヨロヨロ動く円盤はガタンという異音と共にこと切れ、ボタンを押しても、電源ケーブルを直挿ししても、電池を入れ直しても何も反応しなくなった。我が子の誕生とともに我が家にやってきた掃除ロボットの最期はあまりにあっけなく、未だに私は受け入れられずにいる」とツイートして話題になりました。

リプ欄には、
「うちもヘビーユーザーです!家族みんな敬意をこめてルンバちゃんと呼んでいます。以前修理に出した時すっごい早さで戻ってきて、びっくりしたなあ。今のは2代目です」
「あたかもひとつの命であったかのように、家族の一員であったかのような思い出が見えて涙がでちゃった」
「涙が出ました。うちのルンバはモモコという名前です。最近部屋が散らかりすぎていてモモコが稼働しておらず、とうとう娘に『モモコ、死んだの?』の聞かれました」
など、共感のリプライが多数寄せられ、「いいね」は6.6万件にもなりました。ルンバ好きの人は、愛機に名前をつけたり、動かなくなったとき涙する人が少なくないようです。

外山薫さんにお話を聞きました。

ーー10年前に購入されたのですね。

「780という機種です。当時としては上位機種だったように思います」

ーー購入の理由は?

「当時は時短というより、子供が産まれたので奮発して買ったという側面が強かったです」

ーー長年使っていると愛着が湧きますか。

「そうですね。我が家では『ルンバ君』と呼んでいました」

ーーある日突然動かなくなったのでしょうか。

「今まで何度も調子が悪くなっていたのですが、その都度バッテリーの取り外しをするなどして持ち直していました。ところが先日、稼働中に突然動かなくなり、『ついにこの時がきたか』と思いました」

ーーもう新しいロボット掃除機を購入されましたか。

「まだ購入せず、ダイソンで掃除しています」

ーールンバは単なる掃除機とは違いますか。

「掃除機を含め、ロボットの家電は、今までの家電とは全く異なると思います」

◇ ◇

人の代わりにきれいに掃除してくれるロボット掃除機。外山薫さんは、ツリーに「ルンバは戦友だった」と書き、「冬のボーナスをあてに新しい機種を買って、やっぱり最新のやつは便利だねと喜んで、朽ちたルンバのことは忘れてしまうのだろうか」と惜別の情を滲ませました。

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