「犬をしまえ、飛ぶぞ」台風接近、犬や猫を室内へ!衝撃のメッセージ漫画、壮絶な実体験に「不覚にも笑ってしまった」「真剣な話なのにごめん」

はやかわ リュウ はやかわ リュウ

台風14号が九州地方に上陸した際、「犬をしまえ、飛ぶぞ」と、漫画家のヨシモフ郎さんがTwitterに投稿した漫画が大きな話題になりました。20万以上のいいねが付いたその漫画とは、台風接近時、「犬」を屋内に待避させる大切さを描いた体験記……なのですが、なんとそこに描かれていたのは、暴風の中、犬がツイートの通り「飛んでしまった」という、ヨシモフ郎さん自身の衝撃の実体験!

実は、室内飼いのペットも要注意!

「ごめん真剣な話してんのにほんまごめん、犬が飛んでる画像で話が半分しか入ってこない」「笑ってはいけないのわかってるけど、不覚にも笑ってしまった」「笑いながらもぞっとさせられる、素晴らしい注意喚起です」と、爆笑と共感のリプライが殺到した衝撃の実体験漫画について、ヨシモフ郎さんにお話を伺いました。

「犬をしまえ」とは、外飼いのペットが台風や豪雨などの被害を受けないよう、屋内への待避を呼びかける、SNSから広がったメッセージのこと。また、外飼いのみならず、室内飼いのペットが台風や地震、雷や花火などの騒音の恐怖から脱走するケースもあり、屋内外すべてのペットの安全に対して呼びかけられている。無事に屋内待避させた後の様子は、「#ナイス犬しまい」「#ナイス猫しまい」というタグがつけられSNSに多数投稿されている。

台風や雷、地震の後の「迷子」にも注意!

ーー「犬をしまえ、飛ぶぞ」の漫画、衝撃的でした。こちらの漫画を描かれたきっかけは…?

「きっかけは、台風14号という非常に強い台風が来ることでした。地域柄、台風がよく来る場所に住んでいるのですが、実は通り過ぎた後、迷子になる子も多いんです…。台風14号は、普段あまり台風に慣れてない地域も通りそうだったので、少しでも犬や猫をしまってくれる人が増えることを願い、注意喚起のひとつとして描かせてもらいました」

ーーまさに「犬をしまえ」の重要性が一目でわかる漫画でした。飛んでしまったわんちゃんは外飼いだったのですか?

「これは私がまだまだアンパンマンが好きな年頃だった、小学生時代の話になります。あの頃はまだ外飼いが大半でした。当時、愛犬は『名犬ラッシー』と同じラフコリーだと思っていたのですが、写真を見返したところ、シェルティーでした。シェットランド・シープドッグのトライカラーの子でした」

台風への「対策」はとにかく早めに!

ーーわんちゃん、無事だったそうで何よりです…。

「あの時、子どもたちだけで留守番をしていたため、テレビアニメに夢中で、風の音も犬の鳴き声も、停電にならなかったら気付かなかったと思います…。あの衝撃的な場面を見た瞬間は素直に、犬って飛ぶんだ!と思いました」

ーー漫画によると、庭で飼っていた「亀」も暴風で吹き飛ばされたとか。

「亀は衣装ケースで作った池ごと飛ばされました。近所のバス停で保護され、『亀を探してます』という貼り紙を見た方が連絡をくれました。無事に保護されて本当によかったです。亀は近所の方に煮干しをもらっていたようで、元気に帰ってきました」

ーー台風、ナメちゃダメですね…。その後、わんちゃんは台風が来る度に怯えたりしませんでしたか?

「あの日以来、犬は台風が来る度に玄関にしまっていました。特に風などに怯えることはなかったと記憶してます。台風は雨も風も強いし、進路が急に変わったりもするので、警戒や対策はし過ぎなくらいにしてほしいですね。あとは、とにかく早めに!台風の準備は台風が来る前に終わらせておくのが理想です」

◇ ◇

台風が多く上陸する地域に住む、ヨシモフ郎さん。室内飼いであっても、台風や雷への恐怖でパニックを起こし、脱走してしまう猫ちゃんやわんちゃんも少なくなく、台風や地震、雷や花火の後は、迷い猫や迷い犬をよく見かけるそうです。リプ欄には、実際に台風でペットが命を落とした、という実体験も寄せられていました。SNSでは、「迷った犬や猫は2度と戻らないと思え」というメッセージも拡散されています。

現在、台風15号が接近中です。我が身と大切な人、そして、すべての犬や猫など、大事なものがしっかりとしまわれますように!

■ヨシモフ郎さんのInstagram『mofumofufufufufu』

■ヨシモフ郎さんの著書『ドベとノラ 犬がくれた優しい世界』

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