「餃子・しゅうまい店」が多い都道府県ランキング 3位「宮崎県」、2位「静岡県」、1位は「元祖餃子の街」のある県

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みなさんは「餃子」といわれて思い浮かべる街はどこですか。NTTタウンページ株式会社が、このほど発表した「餃子・しゅうまい店都道府県別登録件数ランキング」によると、人口10万人あたりの餃子・しゅうまい店の登録件数は、3年連続で「栃木県」が1位だったそうです。

同ランキングは2020年・2021年・2022年の各6月時点で、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)の業種分類「餃子・しゅうまい店」に登録されている件数を集計し算出したといいます。

2022年の「餃子・しゅうまい店の登録件数による都道府県ランキング」の1位は「栃木県」(70件/人口10万人あたり3.62件)でした。次いで、2位「静岡県」(95件/人口10万人あたり2.61件)、3位「宮崎県」(23件/人口10万人あたり2.15件)、4位「福岡県」(96件/人口10万人あたり1.87件)、5位「長野県」(27件/人口10万人あたり1.32件)となりました。ちなみに、栃木県は宇都宮市、静岡県は浜松市、宮崎県は宮崎市が、全国的に餃子の街として有名で、消費量も常に全国トップの常連だそうです。

特に、栃木県宇都宮市は「元祖餃子の街」として知られているといいます。宇都宮市に餃子が伝わったのは1940年代の戦時中のことで、当時宇都宮に拠点を置いていた陸軍兵士が満州から持ち帰った餃子を広めたのが普及のきっかけだそうです。焼き餃子と水餃子をメインに日本1・2を争う生産量を誇るニラがふんだんに包まれた餃子は、手軽なスタミナのつく食事として、一般家庭にも広がっていったそうです。

2013年から2022年までの餃子・しゅうまい店の登録件数の推移をみると、調査を開始した2013年の1312店舗から毎年登録店舗数が減少。コロナ禍の影響を受けた2020年は1098店舗となり44店舗の減少、2021年は1049店舗で49店舗の減少を記録し、それまでの減少店舗数の平均28.3店舗を上回るペースで減少しているといいます。なお、2022年は33店舗の減少で1016店舗となっており、昨年、一昨年と比べるとやや減少幅が少なくなったそうです。

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調査を行なった同社は「コロナウイルスの影響が少し落ち着いてきたように思えるものの、残念ながら登録店舗数の減少には歯止めがかからないままのようです。流行り廃りのない安定的な人気を誇る餃子ですが、コロナ禍を抜けてからの業界動向に期待したいところです」と述べています。

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【出典】
▽最新!日本全国ランキング2022年ナンバーワン餃子県はどこ?餃子・しゅうまい店都道府県別登録件数ランキング
https://www.ntttp-db.com/post/ranking013

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