モンベルの日傘、メーカーも驚く爆発的な売れ行きで「在庫が完売しました」 人気の理由を聞いた

金井 かおる 金井 かおる

 大手アウトドア用品メーカー「モンベル」(本社、大阪市西区)の折りたたみ日傘が話題です。トレッキングの熱中症対策にと発売されましたが、連日の猛烈な暑さを受け、街中での効果を期待する人が続出しています。筆者も噂を聞いて神戸市内の同社店舗に向かいましたが、店頭在庫は「欠品中」。次回の入荷予定は「12月ごろを予定しております」。人気の理由を同社広報担当者に聞きました。

日差し反射のシルバーコーティング、SNSで効果拡散

 晴雨兼用の折りたたみ軽量傘「サンブロックアンブレラ」4950円(税込)は2016年3月発売。銀色一色の表面にワンポイントで同社ロゴマークmont-bellがあしらわれたスタイリッシュなデザインです。8本骨で使用時の直径は98cmという安心の大きさにもかかわらず、本体重量は200gと軽量。傘袋収納寸は27cm。男性よりも女性人気が高いというのも納得のコンパクトさです。

 「表面には日射しを反射するシルバーコーティングを施し、優れた遮熱効果を実現した晴雨兼用の軽量傘です。裏面を黒くすることで光を吸収し視界を見えやすくします。炎天下のトレッキングなどでの熱中症対策に最適です。親骨には軽量で強度を備えたカーボンを8本使用した、丈夫な構造です。紫外線遮へい率90%以上。高いレベルでのUVカット効果を備えています。野外でのアクティビティにも安心してご使用いただけます」(同社サイトより引用)

 同社広報担当者によると、今年の売れ行きは「爆発的な売れ具合で在庫が完売しました。次回入荷は12月となっておりますが、大変人気で(店舗によっては12月入荷分も)予約が埋まってきているようです」。

 人気の理由について広報担当者は「梅雨明けが早く、猛暑ということももちろんですが、影響力のある個人のSNSを通じで広がりました」とし、「今までは好き好きのある銀色のコーティングでしたが、この炎天下で銀色のコーティングが大変効果があることに気づいた方がおすすめしてくれたことが要因です」と分析します。

ユーザー「年始に買っておいて大正解だった」

 Twitterには愛用者や、購入を検討中の人たちの声が並んでいます。以前から使用する人たちは「mont-bellの日傘涼しい」「頭が熱くならない」「暑さ感じない」「めっちゃ涼しい。他の日傘と全然違う」「モンベルの日傘は優秀」「軽いのに晴雨兼用。マジで助かる」など。これから購入しようとする人たちからは「売り切れだった。悲しい」「12月入荷と聞き、来シーズン用に予約した」「買う前に夏が終わる」など。

 同社の在庫が完売するほどの空前の大ブーム。購入者の声の中には「年始に買っておいて大正解だった」という声もありました。来年の夏に備えて今から予約しておくのも一つの手段かもしれません。予約方法など詳細は、同社オンラインショップまたは最寄りの直営店へ。

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 同社ではさらに軽い「トラベル サンブロックアンブレラ」(税込み5390円)も発売。こちらは6本骨で直径88cm、重量130g、傘袋収納寸26cm。表面カラーはブルーグリーン、裏面は黒色。同社オンラインショップでは「入荷待ち(受付可)」となっています(8月17日現在)。

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