理想的なスタイルで「お外トイレ」をする犬さん 飼い主も片付けがラクチン!…実は切実な理由だった 

はやかわ かな はやかわ かな

「うちのアメさんは綺麗好きなのでお外でもペットシートにしかおトイレしません。犬自ら道路も汚さぬ心配り」とつぶやき、アメリ@拝み犬(@AmeLi_chodai)さんがツイッターに投稿した写真が話題です。そこに写っていたのは、アスファルトに敷かれたペットシート(ペット用のトイレシート)の上にちょこんと座っているポメラニアン犬の姿!

「かわいい。ちょこんと座ってる」「なんてお行儀がいいのですか」と、後片付けの手軽さも含め、飼い主にとって理想的なスタイルで「お外トイレ」をするワンちゃんに絶賛のリプライが殺到。実はある切実な理由で生まれたという、理想的なワンちゃんの「お外トイレ」について、飼い主さんにお話を聞きました。

犬それぞれの個性を尊重してあげて

「愛犬のお散歩毎日行ってるけど、こんなわんちゃん見たことないなぁー」と、愛犬家も驚くスタイルでトイレをしていたのは、2歳半になるポメラニアンの女の子、アメリちゃん。飼い主さんによると、アメリちゃんは子犬の頃から、お家の中でしかトイレが出来なかったそうです。普段はそれで十分ですが、長時間の外出が必要な際や、災害避難時なども家でしか排泄が出来ない場合、犬の健康や命に関わることもあります。

また、アメリちゃんとは逆に、どうしても外でしか用を足せないワンちゃんもいます。アメリちゃんのように、屋外でもシートを使えれば便利ですが、肉球に触れる「トイレシート」や「トイレトレー」の感触が苦手なワンちゃんも少なくありません。生理的/本能的な問題であるため、なかなかトレーニングや躾でコントロール出来ないのが困りものです。

「我が家の犬はもともとお外が苦手で、家でしかトイレはしてくれませんでした。外出が必要な際、ストレスや膀胱炎が心配だったのでこの方法を試したところ問題が解決しました」「犬にも個性があるので、この方法が正しいとは思いませんが、その子の個性を尊重してあげることが何よりだと思います。どんな形であれ飼い主がしっかり後始末をして、その子に合った対策を考えるのが1番です」とツイートしていたアメリ@拝み犬さんに、アメリちゃんの「お外トイレ」の様子について、お話を伺いました。

庭で練習をしました

ーーお外でも「トイレシート」を使う方法を思いつかれたきっかけは…?

「どうしても数時間家に戻れない場面もあり、ずっと我慢をするストレスや膀胱炎が心配だったので、以前からなんとかしたいと思っていました。家でもペットシートの上にしかしないので、もしかしたら外でもいけるのかな…と思い、トライしてみました」

ーーどんな風に「お外でトイレ」の練習を…?

「まずは、一度使用したシートを庭で広げて練習をしました。最初はなかなかしてくれませんでしたが、2~3回目で大も小も成功しました。その後は定期的にシートを見せると、したい時はすぐにおトイレをしてくれます。したくない時はシートの上にお座りか伏せをしてくれます」

ーー状況をしっかり理解出来る賢い子なのですね。

「すごく意思表示が上手で、何がしたいのかがよくわかります。お腹が空くとキッチンの前で待機したり、水が欲しい時はお皿をカランカランと鳴らしたり。おもちゃ箱が閉まっていると、爪でカリカリ音を立てて教えてくれます」

ーーアメリちゃんは両前足を揃えて上下に動かす「拝みポーズ」が得意なのだそうですね。

「何かが欲しい時に『拝みポーズ』をしてくれます。例えば、遊んで欲しい時、お腹が空いた時や、水のお皿が空だったりすると、『拝みポーズ』で要求します。それから、『ちょうだいは?』と言うとやってくれます。誰かが教えたわけでもなく、いつの間にか覚えて出来るようになっていました。すごく賢くて、なんだか人間みたいです(笑)」

◇ ◇

「このしつけ、デフォルトで必須になるべきでは…?」といった声も寄せられていましたが、ワンちゃんによっては、排泄時に肉球に触れる「トイレシート」や「トイレトレー」の感触や臭いが苦手な個体もいます。

海外の場合、ペット用の「トイレシート」は主に子犬が使うものとされ、成犬は家の中ではなく、自宅の庭など、屋外に作った専用の場所で排泄するトレーニングをすることも多いようです。

人間にも洋式/和式の好みがあったり、ポータブル式は使いたくないなど、それぞれの事情や健康上の問題、習慣やタイミングがあるように、犬や猫の排泄の事情や習性もそれぞれです。いずれにせよ、どんな場合も飼い主が責任を持って、ペットの排泄の後片付けをきちんとすることが大切ですね。

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