若者禁止! 大音量でレッド・ツェッペリン聴く催し、対象は60歳以上 「まさかの60禁」「ラストは天国への階段ですかね」

伊藤 大介 伊藤 大介

イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン」を大音量で聴く催しが8月6、7日午後2時10分~3時半、横浜市戸塚区の老人福祉センター「横浜市戸塚柏桜荘(はくおうそう)」で開かれます。なんとこの催し、60歳以上の横浜市民が対象。Twitter上で「地元の老人福祉センターのクッソ尖ってる催し好き」とイベント情報が投稿されると、「まさかの60禁」「ツェッペリンよりSex Pistolsでしょう」「ラストは天国への階段ですかね」と反響を呼びました。イベントを企画した横浜市戸塚柏桜荘に聞きました。

カラオケがコロナ禍で中止→ジャズ鑑賞会→プレスリー→ツェッペリン

横浜市の広報に載ったイベント情報では、「ノーミュージック・ノーライフ ~レッド・ツェッペリンを聴く~」というイベント名で、「大音量でツェッペリンを堪能しましょう」と呼びかけています。年齢、住所が確認できるものを持参すれば、無料で参加できます。

ーーなぜ老人福祉センターでレッド・ツェッペリンを聴くイベントなんですか?

「もともと戸塚柏桜荘の大広間には、カラオケを楽しむための音響設備があるんです。でも、コロナ禍でカラオケができなくなって、ジャズを聴くイベントを毎月開くようになっていました。するとジャズ鑑賞会参加者から『エルヴィス・プレスリーが聴きたい』という声が上がったので、7月にプレスリーをCDやレコードで大音量で聴くイベントを企画したんです。そうしたら問い合わせもかなり来て、ジャズ鑑賞会の2倍以上となる約40人が参加しました。次はプレスリーのイベント参加者から『ツェッペリンをやってほしい』という声があったので、ツェッペリンを聴く催しを開くことになりました。別に尖ったイベントをやろうと思ったわけではなく、参加者からツェッペリンを希望する声があり、それに応えたかたちです」

ーーロックなので、体を動かしたくなる人もいそうです。

「音楽に合わせて踊ってもらっても結構です。プレスリーの時は踊っている人もいましたよ」

ーーどんな選曲になるのでしょう?Twitter上ではネタ的に「天国への階段」「死にかけて」を求める声も上がっていますが…。

「レコードもCDもありますが、どれをかけるかはまだ決めていません。リクエストがあれば、応じることもあります」

◇  ◇

ツェッペリン鑑賞会の情報を投稿したツイートは3万件のいいねが付き、「20~30年後には『アニソンを大音量で聴く集い』が当たり前になってそう…」というリプライも付きました。確かに20年後はエヴァンゲリオン鑑賞会が開かれていても不思議じゃないですね。

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