男女ともに「お酒を飲む」ほうが結婚しやすい!?…9987人の成婚実績と傾向を分析

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現在少子高齢化が進んでいる日本ですが、その原因の一端には晩婚化や未婚化の加速があるといいます。株式会社IBJが運営する結婚相談所ネットワーク「⽇本結婚相談所連盟」が、このほど発表した「成婚白書~2021年度版~」によると、男女とも年齢を重ねるごとに、相対的に成婚しにくくなっていることが分かりました。また、男女ともにお酒を「飲む」ほうが「飲まない」よりも成婚しやすいことが分かったそうです。

2022年1月に「2IBJ日本結婚相談所連盟登録会員に関する調査」として実施された調査で、2021年度に成婚された9987人の実績と傾向をまとめたといいます。

はじめに、「年齢と成婚のしやすさ」については、男性では「30~34歳」が156.0%と最も多く、次いで、「25~29歳」が146.9%、「35~39歳」が126.4%、「40~44歳」が101.3%という結果だった一方で、女性で最も多かったのは「~24歳」で137.3%、次いで、「25~29歳」が135.1%、「30~34歳」が120.4%、「35~39歳」が104.5%となり、男女とも年齢を重ねるごとに、相対的に成婚しにくくなっていることが分かりました。

一方で、2020年と比較すると、全体の傾向は変わらないものの、20代~40代の成婚しやすさが約13%下がり、逆にミドルシニア層(45歳~)の成婚しやすさが約13%上がっているため、年齢による差は縮まっているといいます。

※「しやすさ」とは、活動会員数における各要素(年齢・年収等)の比率を分母とし、成婚者における各要素の比率を分子として表したもの(100%=平均)

続いて、「学歴と成婚のしやすさ」については、男性全体では「院卒」が147.9%と最も多く、「大卒」が105.2%で続きました。20代~30代においては大卒未満も100%を超えており、若い世代ほど学歴を気にしていない傾向があるといいます。なお、女性は男性ほど学歴による差は見られなかったそうです。

また、「年収と成婚のしやすさ」については、男性の成婚者における年収の構成は、400万円~700万円が全体の54%を占めているものの、「成婚のしやすさ」を年代別に見ると、「20代~30代」は400万円、「40代」は600万円、「50代」は1000万円から成婚しやすくなり、年齢が上がるにつれて高年収が求められる傾向がみられたといいます。

なお、「飲酒と成婚のしやすさ」では、男女ともにお酒を「飲む」(男性:124.1%/女性:111.8%)ほうが「飲まない」(男性:74.8%/女性:88.7%)よりも成婚しやすいことが分かりました。

さらに、「喫煙と成婚のしやすさ」では、男女ともに「吸わない」(男性:103.7%/女性:100.4%)ほうが「吸う」(男性:68.7%/女性:38.7%)よりも成婚しやすいことが顕著に現れたそうです。

次に、日本結婚相談所連盟における成婚者の傾向として、交際から約4カ月で成婚へと至り、在籍期間は10カ月未満であることが分かりました。2020年と比較すると、交際日数の変化はなく在籍日数が1カ月以上減っており、「運命のお相手(成婚相手)」とより早く出会えていることが伺えたそうです。

また、関東・東海・関西エリアを全国と比較すると、以下の特徴が見受けられたそうです。

▽関東:在籍日数が全国と比較して短く、男女ともにお見合いの申込数、申受数、お見合い数が多いことから、短期間で活発に活動している
▽東海:男性からお見合いを申し込む傾向があるが、10回未満と比較的少ないお見合いで成婚へ繋がっている
▽関西:全国と比較して在籍日数は長いが、男女共にお見合いの申込数よりも、申受数の方が多く、活動しやすい傾向にある

   ◇  ◇

【出典】
▽日本結婚相談所連盟
http://www.ibjapan.com/
▽株式会社IBJ
https://www.ibjapan.jp/

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