結婚相談所に入会する20代が5割以上も増加、特に「地方」が顕著に…都市部への人口流入で出会いが減少か

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近年、マッチングアプリや婚活パーティーなど、気軽に出会える場が増えた一方で、真剣に結婚相手を探している人は結婚相談所を利用している人が多いようです。結婚相談所の会員数増減を調査したところ、結婚相談所に入会する20代の人が5割以上増加したことが分かったそうです。

結婚相談所ネットワーク「日本結婚相談所連盟」を運営する株式会社IBJが、2018年1~12月と2021年1~12月の直営・加盟相談所における「会員の増減率」を公開しました。

2018年と比較して2021年の会員増減率を調査したところ、男性では20代で161%、30代で146%、40代で124%、50代で140%、60代以上で125%という結果になりました。また、女性では20代で151%、30代で141%、40代で128%、50代で141%、60代以上で100%となり、特に20代は、男女とも5割以上増加したことが分かったそうです。

同社は20代増加の要因として、「コロナ禍、飲み会や合コン等、若い世代の出会いの場が減少」や「マッチングアプリや婚活パーティー利用者のうち、より真剣度が高い方が結婚相談所を検討」、「オンライン化に伴い活動のハードルが軽減、隙間時間やおうち時間での活動が可能に」といった理由を挙げています。

また、2018年と比較して2021年の地域別20代会員増減率を調べたところ、「東北」が400%と最も多く、続いて「四国」が363%となりました。以下、「甲信越(307%)」、「九州・沖縄(288%)」、「北陸(187%)」、「北海道(181%)」、「中国(176%)」、「中京(159%)」、「関東(144%)」、「近畿(127%)」と続きました。特に地方での会員数が大幅に増加していることが分かったそうです。

同社は、「都市部への人口流入により、地元での出会いが減少」や「都市部よりも初婚年齢が低く、早期に結婚を意識する傾向」、「都市部はもともと20代の会員数が多く、増減率で比較すると変化が表れにくい」といった理由で、地方における20代の増加につながったのではと見ています。

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▽株式会社IBJ・日本結婚相談所連盟
https://www.ibjapan.com/

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