まん延防止等重点措置が一斉解除されたことで、キャバクラやバー、スナック、ラウンジといった女性が接待を行なう飲食店でハメを外したい、などと思っている人いるのではないでしょうか。飲み会によく行く全国の30代~50代の男性1017人を対象に「接待を伴う飲食店選び」に関する調査を実施したところ、お店探しは約半数の人が「その場にいる知人や友人の紹介」と回答しました。また、初めて行くお店で一番知りたい情報については、約6割の人が「料金システム」と回答したそうです。
株式会社西山知材が2022年4月に行なったインターネット調査です。
はじめに、「まん延防止等重点措置が解除されて飲みに行く機会はどのように変化しましたか」と聞いたところ、「やや増えた」(36.1%)、「かなり増えた」(11.5%)をあわせると47.6%の人が「増えた」と回答しました。なお、「減った」と回答した人は31.5%だったそうです。
また、「一週間に飲みに行く回数」については、「月に数日以下」(39.3%)、「週に1日〜2日」(39.0%)、「週に3日〜4日」(15.4%)、「ほぼ毎日」(6.3%)と続きました。
次に、「キャバクラやラウンジなど(以下、お店)にはどのくらいの頻度で行きますか」と聞いたところ、「月に1回以下」(43.8%)、「月に2回〜3回程度」(35.8%)、「週に1回程度」(14.8%)、「週に複数回以上」(5.6%)といった結果になりました。また、お店に行くきっかけについては以下のようなコメントが寄せられたそうです。
【お店に行く時のシチュエーション】
▽部下や接待先が行きたいと言った際の二次会など(30代・東京都)
▽仕事関係の人との飲み会後の二次会・三次会、もしくは1人で行く(30代・兵庫県)
▽接待のあと、関係会社の方と(40代・大阪府)
▽いつもの飲み仲間と飲んだ後、二次会とか三次会で行く(40代・埼玉県)
▽仕事仲間と飲んだ後、二次会などに良く行く(50代・埼玉県)
続いて、「行ったことのないお店に行く際のハードルの高さ」については、「やや高い」(46.8%)、「かなり高い」(24.1%)という結果でした。
また、「お店探しはどのようにして選ぶ(参考にする)ことが多いですか」と聞いたところ、最も多かったのは「その場にいる知人や友人の紹介」(49.6%)でした。次いで「検索サイト」(26.8%)、「付近を散策して良さそうな店を見つける」(26.3%)といった回答が続きました。
さらに、「行ったことのないお店について、どのような情報が一番知りたいですか」と聞いたところ、「料金システム」(61.5%)が最多に。次いで「女性キャスト一覧」(22.5%)、「お店の知名度や規模」(8.9%)、「コロナ感染予防対策」(4.4%)と続き、お店によって料金システムが違っているため、予算オーバーにならないようチェックする、好みの女性キャストがいるところを探しているなどの様子が伺えたといいます。
また、「お店を利用した際、どのようなことで“失敗した”と思った経験がありますか」と聞いたところ、最も多かったのは「高額料金を請求された(プチボッタクリなどを含む)」(40.4%)でした。次いで「出てきた女性が写真と全然違った」(37.0%)、「料金システムや営業時間などをしっかり確認しなかった」(31.6%)といった回答が続きました。さらに、客引き(キャッチ)による失敗談を聞いたところ、以下のようなコメントが寄せられました。
【客引き(キャッチ)にまつわる失敗談】
▽キャッチと交渉した内容が店に引き継がれておらず、会計時に揉めた(30代・東京都)
▽高額の料金を請求されたり、女の子が写真とは全然違った(40代・東京都)
▽1セット〜〜円と聞いていたが、実際は延長する毎にセット料金が上がっていた(40代・静岡県)
▽5000円ぽっきり飲み放題とか言って勧誘されたのに、請求時には、ほとんどの注文商品が飲み放題外の商品で、高額請求された(50代・神奈川県)
最後に、「どのようなサービスが改善されたら今よりも利用しやすくなると思いますか」と聞いたところ、「分かりやすい料金システム」(71.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「気軽に利用できるような低料金化」(53.3%)、「行く前に女性キャストとテレビ電話などで確認できるシステム」(22.4%)といった回答が上位に並んだそうです。