猫との生活を始めると、時として思いもよらぬ危険に頭を抱えることが…。そのひとつが、吹き抜けからの落下事故。吹き抜けの近くにいる愛猫を、ヒヤヒヤしながら見守ったことがある飼い主さんは意外に多いのではないでしょうか。そんな悩みをDIYで解決したのが、3匹の猫と暮らす、モカラテミルクのほっとTIME(@mochalattemilk)さん。
飼い主さんは、吹き抜けにネットを設置し、落下防止対策をすることに。すると、予想外なことが!なんと、猫たちはネットを「ハンモック」だと認識し、使いこなすようになりました。
落下防止対策のネットが居心地のいいハンモックに
飼い主さんが吹き抜けに落下防止ネットを設置しようと思ったのは、猫たちが追いかけっこをしていた際、吹き抜けカウンターから転落してしまったことがあったから。
制作する際、使用したのはこちらの材料。
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・2×4材……2本(長さ1850×幅89×厚み38mm)
・桐板……1本(長さ1350×幅40×厚み9mm)
・木製棚受け……4個(290mm)
・安全ネット…1枚
・フック…36本
・木用ねじ…24本
・石膏ボードアンカー…(壁の中に柱がない部分に使用)
・ジェルウッドステイン
・ふきん
・手袋
・新聞
・電動ドリル
・水平器
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木製の棚受けを使用したのは、3匹の体重がネットにかかっても落下することがないようにとの配慮から。周りには以前DIYしたキャットステップがあるため、猫たちにとって最良の動線となるよう、3度も配置換えしながらネットを張り巡らせました。
こうして、安全性の高い落下防止対策が完了。すると、猫たちはすぐさまネットの上へ。
落下防止対策であったはずのネットは、なんと、ハンモックとして使われるようになったのです。
ハンモックとなっているネットは取り外しできるようにしたため、ほこりがたまったら洗濯が可能。
調整が大変なため、制作する時には購入先とネットのサイズを相談してオーダーするのがポイントなのだとか。
「梁があるお宅は、それを利用すれば楽にネットを設置できると思います。なければ、我が家のように木製の棚受けで梁のようなものを作るか、吹き抜け全面を覆うように木枠を四辺に作ると良いと思います」
この落下防止対策により、飼い主さんは外出時の不安が激減したそう。
「以前は、外出中に吹き抜けから落下したら…と思うと心配でしたが、安心して外出できるようになりました。猫たちは吹き抜けの窓辺でニャルソックしたり、ハンモックでくつろいだり、キャットステップからの多様な動線も楽しんでいます」
なお、飼い主さんは最近、ハンモックへ続くキャットステップを増設。より安全に猫たちが移動できるように改良しました。
「様々な方向からのアクセスが可能になったことで混雑や喧嘩、通行止めがなくなり、より快適に使えるようになったようで、よかったです」
制作時の配置換えにより、壁に穴を塞いだ跡は残ったけれど、猫たちが安全に喜んで使ってくれればヨシ。そう語る飼い主さんはハンモックを使いこなす愛猫たちの姿を目にし、日々、ほっこりしています。
「下から見ると、もふもふのハミ毛とネットによって猫がメロンパンのように見えます。モカはハンモックとしては使いませんが、窓枠で寝る時、手足を投げ出しています。ネットがあるから、安心しているように見えます。」
夢中でハッスルしたり、柔らかな表情が見られたりすると「作って良かった。また、何か作ってあげたい」と思う――。そう話す飼い主さんは、過去に木枠の爪とぎ箱もDIYしたことがあるよう。
今後も、その手から、どんなDIYグッズが生み出されるのか期待したいものです。