危ない!目の前はクルマが行き交う道路 飛び出しかけた3人の男児を止めた魔法の言葉

中将 タカノリ 中将 タカノリ

道路で唐突に走り出し、あわや車に…という子供たちを救った女性のエピソードがSNSで大きな注目を集めている。件のエピソードというのはるなをさん(@v1KusQ7NQBfCocc)が投稿した

 「皮膚科からの帰宅時見知らぬ園児たちの帰宅時間と重なりました。
住宅地を唐突に走る男児3人。
そのスピードたるや。
お母さん達は「待って!!止まって!!」と叫ぶ。
止まらない。 
あっ向こうから車が!
私は思わず早口で叫びました。「だるまさんがころんだっ!!!」
ピタリと静止。効果てきめんでした。」

というもの。

 

 う、るなをさんは「「だるまさんがころんだっ!!!」」の一言が子供たちの足を止めたのだ。子供心を巧みに読んだるなをさんの機転に、SNSユーザー達からは

「命の恩人…‼︎✨そして、だるまさんがころんだ 遊び考えた最初の人凄い…」
「不審者に遭遇した時に『助けて』ではなく『火事だ!』と言った方が良いのと一緒ですね!人間の心理って面白い!それにしても、るなをさんのとっさの機転は素晴らしいです✨☺️」
「学校行事外の集まりの時、保護者が呼んでも集まらない子達に、『集合!』と軽くどすきかせて言ったら、一瞬でこっち来た。(先生のマネ)学校教育の集団生活って、凄いよね、ってなった。」
「園子が銃口で狙われてるのに気づいたコナンが『園子姉ちゃんパンツ丸見え!』って叫んだの思い出しましたw」

など数々の賞賛の声が寄せられている。るなおさんにお話をうかがった。

 ――とっさに「だるまさんがころんだっ!」という言葉が出た理由として思い当たることはありますか?

るなを:私自身、3人の子育てをする中で、危険な状況で静止させたい時「止まって!ストップ!危ない!」等の声かけはあまり効果的では無かったという経験がありました。

幼稚園の保育参加や保育参観で、先生が園児たちがはしゃいでお喋りが止まらない時、手遊びしながらみんなの注目を集め、お喋りを自然に止ませ、しかも着席させているのを目にしてこれだと閃きました。それで「だるまさんがころんだ」や、女児には「はい!ポーズしてて!」(プリキュア風)に「モデルさん歩きしてごらん」など色々バリエーションを増やしていました。実際、「走らないで」、「止まって」より断然効果がありました。

――経験から身に付けていたスキルだったんですね。見事、子供たちが静止した時のご感想をお聞かせください。

るなを:ツイの子供達が止まってくれたことは本当にホッとしたの一言です。

しかしながら、唐突に知らないおばちゃんの「だるまさんがころんだ」でキョトンとしていたので、「びっくりさせてごめんね。止まれてすごいね。そうそう、ママ達をここでそのまま待っててあげてね」と道路の隅に寄ってもらいました。

――お母さんたちの反応はいかがだったでしょうか?

るなを:ママ達はホッとした様子で口々にお礼を言って貰いましたが、私は我に返りとても恥ずかしくなってしまい、あまり会話もせずそのままサッと立ち去った次第です。

――これまでのSNSのコメントや反響についてご感想をお聞かせください。

るなを:こんなに反響があると思わなくて本当にびっくりしました。今もびっくりしています。ただ通知が凄い量になってしまい、「嘘松」という反応も多い様で、あまり追いかけて読むのもしんどくなるので今は私は体調が悪いのもありまして申し訳ないのですが読むのをやめています。投稿した後しばらく「発想が凄い」とか「天才!」と褒めて貰い、私のこんな経験も役に立つ日が来るのだなとしみじみ感謝する気持ちはずっと持ち続けているので、あたたかいリプを下さった方にはお返事出来ず心苦しいのですが。

◇    ◇

読者のみなさんもとっさに子供の動きを止めたい時はこんな技があることを思い出してほしい。

なお今回の話題を提供してくれたるなをさんは「お母さん」という立場から子供に纏わるニュースや記事や政治に関心を持っているということで、日々SNSでさまざまな気付きや情報を発信している。最近珍しい等身大の、飾らない言葉は多くの人に響くと思う。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

 るなをさん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/v1KusQ7NQBfCocc

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