犬くんと猫さま、そしてトカゲちゃんを飼う漫画家の「松本ひで吉(@hidekiccan)」さん。松本さんが描く「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」は、ツイッターに新作が発表されるとあっという間に大量にいいねがつく人気漫画です。
今回ご紹介するのは、ヤンチャな犬くんに松本さんが「おしりペンするぞ!」と言ったときの漫画です。怒られたのは犬くんなのですが、なぜか猫さまがダイナミックに反応する漫画に大爆笑。作者の松本さんにお話を聞きました。
「おしりペン」の反応が犬と猫ではちがう
小さい頃から兄弟のように育った犬くんと猫さま。しかし、天真爛漫な犬くんの「遊んで遊んで」攻撃に、猫さまがうんざりしていることも。ある日、猫さまにちょっかいをかける犬くんのヤンチャがすぎると思った松本さんが「こらっ おしりペンするぞ」と手をあげました。
慌ててやめて逃げるのか?と思いきや、犬くんはその場でじっと足を踏ん張って待っています。松本さんが、なかなかペンしないでいると「まだですか?」とまるで催促しているみたいに見つめてきます。そんな犬くんの様子を見ながら、松本さんは軽くおしりをペンとしました。
すると犬くんは、嬉しそうな表情に! 「ペンが終わったから、もう何してもOKなんだぁ!」と言わんばかりに、大喜びで猫さまの元に駆け寄り遊びに誘うのでした。…ペンはそういうものではないと思う松本さん。
また別の日には…。
置いてあった猫さまの食器を倒して、エサを食べていた犬くん。これは「おしりペン」をすべきと、いつものように右手を上げた松本さん。ところがその手がキャットタワーで寝ていた猫さまのおしりに当たってしまった!!
猫さまは、まるで当たった勢いで落ちたかのようなダイナミックな動きで床に飛び降り、振り向きざまに「何するんじゃ!」とばかりに怒りをアピールしてから走り去っていきました。
え、ちょっと当たっただけですよね?
猫は「めっちゃ、ファウルとりたいサッカー選手みたく派手に痛がるのやめてほしい」と思いながら、後ろ姿を見送る松本さんなのでした。
この漫画にリプ欄には「ファウル取りたい選手って発想が秀逸すぎますwww」「この一瞬ブチギレてるの好き」「猫って、たまに大袈裟にやられた感だしてるときあるwww」「猫ちゃんワールドカップ級の痛がり方で笑いました笑」「オーバーすぎ(笑)」と猫さまの反応に大爆笑のコメントが集まりました。そしてペンを待つ犬くんのポーズがかわいいという声とともに、LINEスタンプにして欲しいというお願いもあがっています。松本さんにお話を聞きました。
──犬くんみたいにペンを待たれちゃうと、力が抜けちゃってペンする気がなくなっちゃいそうです。
彼もペンを待っていますので。じりじりと間合いを詰めながらじらしつつのペンです。
──楽しい遊びみたいになっていますね(笑)。犬くんは怒られているって認識しているのでしょうか?
してないと思います。わたしもふざけ半分にやっているのでしっかりバレています。
──猫さまを怒るときも、やっぱりペンなのですか?
大きな声をだします。ヤッベって顔して逃げるのですが素行が直ることはありません。
──猫さま、さすがです(笑)。猫さまは、ほかにも大袈裟なことがありますか?
落ち着いているのであんまり騒ぎ立てないほうだと思います。でもおしりペンなんてしたら、もう全力で痛がってみせます。
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