6歳の息子さんと4歳の娘さん、そして0歳の息子さんを育てるむぴー（@mupyyyyy）さん。「3人目が生まれてから、上の子たちをあんまり1対1でかまってあげられてないなぁ」と思ったのをきっかけに、あるイベントを企画した漫画が1万以上ものいいねがつくほど話題に。むぴーさんにお話を聞きました。
そのイベントとは…「今日はお父さんかお母さんを1人占めしてすきなことできる日！！」というものです！
「予算は1組2千円で、時間は2時間。あとは何でもみんながやりたいことを一緒にするよ！」というお母さんの提案に、娘さんも息子さんも「ヤル～！」「やる！！」とノリノリです。
「これめっちゃ面白そう」
「めちゃくちゃ素敵…！！ほんとに2人目以降は1対1でゆっくり構ってあげられないしこーゆうのいいかも」
「涙出ました。私もこういう余裕のある子育てしてあげたかったな。いつもお出かけは急いで移動させてたし、上の子には我慢させてたし。。」
「これ絶対やった方がいいやつや」
「わたしもやろう」
「凄く良い。なんて素敵」
「忙しない日常に流されてしまうけど、すごく大切なことだと思った」
この提案に、賛同の声がたくさん上がりました。
実際に計画に移し、子どもさんたちの希望により、むぴーさんは娘さんとペアになり、先におでかけすることに。「2時間後に帰ってくるね～」と留守番組に手を振り、自宅を後にするむぴーさんと娘さん。娘さんは「ウフフ♪ウフフ♪」と超ゴキゲンです。
「2人でおでかけ久しぶりだね～。エヘエヘ」と車に乗り込んでからも娘さんはニコニコうきうきです。「何したい？」というむぴーさんの問いかけに、「ムスメチャンはオコサマランチとオンセン！！」と興奮気味に答えます。
そこで、昼前から近くの温泉へ。露天風呂も貸切状態です。「アノネオカーチャン、アレデソレデコレデドーデアノネソレデ」とよっぼど嬉しいのか話が止まらない娘さん。
ひよこ風呂や電気風呂など、大好きなお母さんと思う存分お風呂を満喫した後は、併設のレストランでおこさまランチ。「オイシイネ～」と満足げな娘さんは、おもちゃも貰えてさらにうっきうきです。
帰り道での娘さんは「タノシカッタ～！！！ マタイコーネ！！」と大満足した様子。「これからも1、2カ月に1回くらいこういう日を作ってもいいかな」と思ったむぴーさん。その時の話を聞きました。
――この提案はどなたが考え付いたのでしょうか。
「提案したのは私です。もともと知り合いの家族から子どもの誕生日には親と2人きりでお出かけしているという話を聞いて、私もいつかやってみたいなと思っていました。去年の子どもたちの誕生日にも同じようなことをしましたが、予算と時間を決めてやったのは今回が初めてです」
――なるほど！予算と時間を決めるだけで一気にイベント感が増しますね。
「そうなんです。私自身、兄弟が多い家庭で育ったので、親と2人だけで過ごす時間が子どもにとってどれだけ特別なものなのかよくわかります。
我が家も去年3人目が生まれて…さらに最近は、コロナで幼稚園がお休みになったり、楽しみにしていた行事がなくなってしまったりで、上の2人はきっとたくさん我慢してることもあるだろうなと思いました。そこで、親子2人だけの時間をしっかり取ろうと思い、提案したんです」
――漫画からも娘さんのウキウキ感が伝わってきますが、娘さんはこのイベント時、普段とどのように違いましたか？
「テンションがすごく高くて、お風呂屋さんに入った途端笑いが止まらなかったです。楽しいねえ、また来たいねえ、と入浴中もご飯中も何度も言っていました」
――娘さんは普段からお風呂とお子さまランチが好きなのでしょうか。
「温泉や銭湯が大好きです。旅行に来ている気分になるからみたいです。お子さまランチも大好きで、外食するときは必ずお子さまランチを選んでいます」
――かわいいですね！帰宅した際、お留守番組の反応はいかがでしたか？
「夫と息子でマインクラフトをして遊んでいたので、お留守番組も楽しかったようです。娘はお子様ランチについていたお菓子を、夫とお兄ちゃんに一生懸命見せていました」
――よっぽどうれしくて、そのうれしさを伝えたいという娘さんの気持ちが届いてきます。娘さんと2人で過ごされて、むぴーさんのお気持ちはいかがでしたか？
「普段は私も夫も仕事があったり、赤ちゃんのお世話があったりで娘の話をちゃんと聞いてあげられなかったり、いつも遊んであげられたりするわけではないので、こうやって娘と二人きりで色々話したり、一緒に楽しい時間を過ごせて本当によかったなと思いました」
――むぴーさんにとっても豊かな時間になったということですね。ご主人様と息子さんのおでかけイベントはどうだったのでしょうか。
「夫と息子は焼肉ランチに行く予定だったのですが、お目当ての焼肉屋がコロナの影響で休みになってしまっていたので、延期となりました。再開したタイミングで、2人で焼肉にいくんだと楽しみにしています」
兄弟姉妹が多いと、1人1人に向き合う時間はなかなかとれないものです。けれど小さな子どもにとって、親を独占できる時間はどんなに高級なごちそうや豪華な旅行にも勝る、とっておきのごほうび。しかも、親も、子どもと2人っきりで過ごす時間があれば、いつもよりゆったりした気持ちで子どもと向き合えますよね。むぴーさんの漫画は、ちょっとしたアイデアや工夫次第で、何気ない日常がかけがえのないものに変わることを教えてくれました。
力むことなく子育てを楽しむ育児絵日記や育児マンガをツイートしている漫画家・イラストレーターのむぴーさん。「子供ができて知ったこと」「母がはじまった」といった書籍のほか、最近では、このような家族で楽しい時間を過ごすアイデアをまとめた「いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト」が発売中です。
■むぴーさんTwitter https://twitter.com/mupyyyyy
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