「妻は米菓を食べない」…米菓一筋65年、亀田製菓の悩める新婚社員がたどり着いた未体験の食感 社運賭けた新商品でポテトスナック市場に参戦!

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柿の種やハッピーターン、おばあちゃんのぽたぽた焼などの米菓で知られる亀田製菓(本社・新潟市)が、もち米にポテトを合わせた“未体験”のポテトスナック「亀田ポテト」を開発しました。2月28日から、全国に先駆けて関西地区で先行販売をスタート。米菓一筋65年の同社が試行錯誤を重ねてたどり着いた新食感が特長といい、担当者は「これはもはや米菓ではありません。とにかく食べて驚いてください!」と自信満々です。

多くの国民的人気米菓を擁する亀田製菓ですが、同社によると主な顧客層は50代以上。「米菓市場はこのままでは縮小していくだけ。どうにかして、若い人にもスナックを食べる感覚であられやせんべいのような米菓に親しんでもらえないか」という危機感から、全く新しい米菓の開発に着手しました。2019年秋ごろのことです。

「正直、ポテトに嫉妬していました」と切ない胸の内を明かす商品本部マーケティング戦略部マネージャー、歴舎(れきしゃ)直輝さんはこう話します。

「2019年に結婚したのですが、私が米菓の会社に勤めているのに、妻がせんべい類を一切食べない人で。いつも目の前でスナック菓子を食べられて、とにかく悔しかったですね…。なんとしても妻に米菓の素晴らしさを認めてもらえるような、そして未来永劫残る新しいスタンダードになり得る商品を作ろうと決意しました」

開発に当たって最も重視したのは、米菓特有の噛み応えです。すでに市場にあるチップス状や棒状のポテトスナックとは違う、ゴツゴツした見た目でありながらきちんと「ポテト」の味がするスナック―、これを「お米」で実現することが最重要課題だったといいます。

商品本部技術開発部マネージャーの坂井孝史さんは「我々の武器は、スナック菓子にはない“噛み締める”食感。配合、蒸かし時間、水分、練りなどの全ての工程で調整を重ね、ようやく納得できるザクザク新食感を実現しました」と胸を張り、「『亀田ポテト』は、もはや米菓ではありません。たくさんの人に驚いてほしいし、楽しんでほしいです」と熱く語ります。

一足先に試食した歴舎さんの奥さまも大絶賛したという「亀田ポテト」は、しお、コンソメ、のりしおの3種(いずれも50g入り)で、参考小売価格148円前後。2月28日から関西地区(大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、兵庫県、滋賀県)のスーパーマーケットなどで販売します。反響を踏まえて、販売地域を拡大していきます。また亀田製菓のネットショップでは、2月28日午前10時から「亀田ポテト」食べ比べセット(3種×各4袋)を取り扱う予定なので、ぜひチェックしてみてください。

【亀田製菓ネットショップ】https://www.kameda-netshop.jp/

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