こっそりとボールに足を掛けるカラス…サッカー協会の八咫烏そっくり!?

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 白球に足を掛けた1羽のカラス。京都新聞のカメラマンが捉えた、その姿はサッカー日本代表のエンブレムに描かれる「八咫烏(やたがらす)」にそっくりだ、と話題になっています。

 カラスがいたのは昨年12月24日の佛教大岩倉キャンパス(京都市左京区)のグラウンドでした。写真を撮影した山本健太カメラマンによると、グラウンドの中央部には野球ボールが1個落ちていました。そこに突然、1羽のカラスがボールを目掛けたように舞い降りてきました。

 カラスは当初、だれもいないか確認するように周囲を見回していたそうです。気になった山本カメラマンはこのときの様子を写真に収めました。

 その直後でした。カラスが片足を野球ボールに掛けました。カラスがかちっとボールをつかむ様子に、山本カメラマンはとっさに「八咫烏と同じだ」と思い複数回、シャッターを切ったそうです。

 しかし、カメラに撮られたことに気付いたのか、直後にカラスは飛び立っていきました。

 このボールをつかむカラスの写真を京都新聞写真部のインスタグラムアカウントに投稿したところ、「八咫烏にしか見えません」「面白い」といった70件以上のコメントが寄せられ、多くの「いいね」が付きました。山本カメラマンは「多くの人に共感してもらえてうれしい」と話します。

 今年はサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が開かれる予定で現在、日本はアジア最終予選を戦っています。このカラスが伝説の八咫烏のように、「カタールへの道」を指し示してくれる存在であるといいですね。

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