「買い物カゴが使えない。どうしよう。」とツイートしたのは、ねこズさん(@nekonekkop)。そこには、ドラッグストアに積んである買い物かごの中ですやすや眠る猫が写っていました。途方に暮れるこの投稿に対し、「店の子ですか?行きたーい!カゴなくてもいいから行きたーい!」と猫との対面を懇願するリプライが続々…。その後、果たして買い物はできたのか、投稿主に話を聞きました。
「一緒にレジに出してみたらどうでしょう。縞のところにセンサーを当てたら価格が出たりして」
「右手に猫のカゴ、左手に買い物でw」
「『にゃんてこった!?』ってか...?猫の手も借りたいってやつですかね。違いますね(笑)」
「そのままレジに行って、おうちにお持ち帰りします」
「お店の方が猫を追い出したりしない。お客様もこれといって騒いだり動揺したりしない当たり前の風景なんですね」
「猫さんお買い得じゃん」
「買い物がどうでもよくなる」
投稿者のねこズさんのお住まいは日本ではなく海外、写真のドラッグストアはトルコにあります。
ーーこの猫はお店の飼い猫でしょうか?
「野良猫(地域猫)ですが、この薬局と隣の雑貨屋、豆屋あたりでいつも見かけます」
ーー野良猫が店内で堂々と寝ているのですか?
「はい。トルコ人は猫好きで、追い払わずに寝かせてあげています」
ーーひょっとして猫だけなく犬も?
「犬にも寛容です。地域犬も多いです。地域犬は狂犬病ワクチン接種済のチップが耳に付いていて役所に管理されています」
ーートルコは犬猫天国ですね。
「トルコでは、犬や猫などの動物が法律(動物の権利法)で保護されているんです。田舎には今でも羊飼いがいる国なので、牧羊犬の文化が浸透していて、大きな犬が近くにいるのが普通なんです。そういうことも関係してるのだと思います」
ーーこの後、お買い物はできたのでしょうか?
「はい、カゴを取らずに買い物しました。可愛くて起こせないですよね」
◇ ◇
トルコでは、街中で地域猫や地域犬が人に守られて暮らしているんですね。文化の違いもあるかもしれませんが、動物が幸せに暮らせる国は人の幸福度も高いように思います。日本で暮らす動物たちもみんな幸せでいられるといいですね。