仲睦まじいキリンの親子の光景にほっこり…したはずが、お母さんキリンと思っていたのは実は「面倒見のいい、よそのおばちゃん」だったーー。
東京・日野市にある多摩動物公園の公式Twitterアカウントが投稿した写真が話題です。
「『キリンの赤ちゃんがお母さんの後ろについて歩いているよ!』と言いたいところですが・・・一見すると親子のような右の二頭。でも・・・この子の母は左にいる個体。一緒にいるのは面倒見のいい、よそのおばちゃんです。ちなみに、面倒見のいいよそのおばちゃんからおっぱいまでもらってました」(多摩動物公園ツイートより引用)
どこからどう見ても親子にしか見えない写真に、Twitterユーザーからは「よそのおばちゃんかい!」「びっくり!」「面倒見が良すぎ」「みんなで助け合って子育てですね」「かわいい」「ほっこりしました」など感想が寄せられ、一連のツイートには1万近いいいねがつきました。
「お客様が親子と間違えていることが多く…」
多摩動物公園の広報担当者によると、写真の3頭の名前は子どもが「ジャガ」、母親が「アオイ」、よそのおばちゃんが「アミ」。ジャガは2021年5月28日生まれのオス。同園では193頭目の繁殖でした。
投稿したきっかけは「アミがよく自分の子ではない子キリンと一緒にいることが多く、お客様が親子と間違えていることが多かった」ため。「アミは特別、子キリンが好きで、このような光景が見られます」(同園担当者)。
同園ではオス8頭、メス9頭、計17頭のキリンを飼育(2021年11月末現在)。大人と子どもの内訳を尋ねると「キリンは人間と違い、成人の時期が決まっているわけではありませんので、大人と子どもがそれぞれ何頭か、というのは難問です。メスの性成熟が3~4歳なので、それ以下を子どもとすれば、2021年生まれが1頭、2020年生まれが5頭、2019年生まれが3頭、2018年生まれが1頭。それ以前が7頭です」。
レアな動画に「初めて見ました!」
17頭という大所帯は、同園が公開した動画でもユーザーたちを驚かせています。
「開園前にキリンが運動場に出る様子です。夕方に動物舎に帰る様子は開園中にを見ることができますが、出舎の様子も面白いですね」(多摩動物公園ツイートより引用)
動画は開園前にキリンが運動場へ移動する様子をとらえたもの。数珠つなぎでゆっくりと移動する光景を見たユーザーからは「こんなにいるの!?」「2、3頭かと思ったらいっぱい出てきた」「初めて見ました!」「圧巻ですね」「かっこいいです」「感動しました」「優雅ですね」「貴重なシーンをありがとうございます」など驚きの声が広がっています。