京都出身の関西ジャニーズJr.、大阪の下町模様にびっくり「空気のにおいが違う」

浅井 佳穂 浅井 佳穂

 「大正駅は京セラドーム大阪の最寄り駅なので、コンサートのステージに立つときに使う駅です」。関西ジャニーズJr.の今江大地は言う。後輩にあたる小柴陸も「僕も同じで京セラドームに行くときによく使います」と話す。2人は大阪・道頓堀の大阪松竹座で12月11~25日に上演される舞台「大阪環状線 大正駅編~愛のエイサー プロポーズ大作戦~」に出演する。

 「大阪環状線」は2016~18年に関西テレビで約40話制作された1話完結のオムニバスドラマのシリーズ。舞台化は2019年の「天王寺駅編」に続いて2度目だ。今回モチーフとなるのは大阪市南西部に位置する大正駅(大阪市大正区)一帯だ。

 物語の舞台となる大正駅付近について今江は「海が近くて、高い堤防があるイメージ」と話す。さらに「大正駅一帯は活気があって、僕が生まれ育ったところとはキラキラ感が全然違う。実家の近所は山や畑が多いので」と比較する。

 実は今江も後輩の小柴も京都府出身。小柴は「実家付近は高いビルのない住宅街。最寄り駅に着くと落ち着くので、ホームで深呼吸してから改札を通る。京都と大阪は空気のにおいが違うように思う」と語る。

 今回の舞台で今江は廃部危機の吹奏楽部で顧問を務める高校の音楽教師を、小柴は吹奏楽部員を演じる。しかし、2人とも高校では部活動はできなかったという。

 今江は「サッカー好きなのでサッカー部に入りたいと言ったが、かなわなかった。今回の舞台のような『青春の1ページ』のような部活動はしてみたかった」。小柴も「フットサルが好きなので僕もサッカーの部活動をしたかった」。2人は舞台で青春の追体験をすることになりそうだ。

 小柴は「京都の人でも大阪環状線を利用する機会は多いと思う。身近に感じて舞台を見に来て」、今江も「心温まるストーリーなので、ぜひ劇場にほっとしにきてほしい」と呼び掛ける。

チケット料金は6千~1万円。松竹0570(000)489。

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