「面倒なので先方ごと吹き飛ばしました」
という何とも衝撃的な動画がTwitter上で話題になっています。
動画を発信したのは、劇団「自己批判ショー」に所属し、表現活動を行っている市村 大統領さん(@t_rooble)。
切り立つ崖をバックに、大きな爆発とともに炎と黒煙が上がるなか、爽やかな笑顔で電話をするスーツ姿の青年。そして、青年は携帯を内ポケットにしまうと、颯爽と歩き去っていきます。
日々ストレスを抱え、顧客からの面倒なクレームにも耐えながら仕事をしていかなければいけない現代人。
一方で、「先方ごと吹き飛ばした」という彼の表情や堂々とした態度には、「やり切った!」とでもいうような満足感が溢れ出ています(笑)。
「なんて爽やかな表情だよ・・・」
「吹き飛ばしたい事、山ほどあるんだが」
「日本のクレーム処理もここまで来てしまったか…」
リプ欄には、共感のコメントが寄せられました。
なお、市村さんの同動画を紹介するツイートには、「面倒なので先方ごと吹き飛ばしました」というもの以外にも、「スイマセン、交渉失敗しました(笑)」というバリエーションもあります。
特撮の聖地で臨場感あふれる爆破シーンを撮影
また、ほかに「なにこれ新しいスーパー戦隊?」「特撮でよく見るいつもの崖?」といったコメントも。実際、動画の断崖に臨む景観について、「子どもの頃にヒーロー番組で見た!」という方も多いのではないでしょうか?
市村さんによると、撮影場所は爆破シーンの撮影のロケ地としてよく使用され、「特撮の聖地」としても有名な栃木県の岩船山。コスプレイヤー向けのイベント企画などを行っている団体、コスナビの主催する「岩船山爆破撮影会」に参加した際の動画とのことです。
もちろん、爆破のシーンは合成などではなく、実際にその場で爆発を起こしています。「カメラを何台もセットして、撮り漏らしがないように爆破前に念入りにリハーサルを重ねました」(市村さん)
市村さんに動画撮影について話を聞きました。
――今回の動画を撮ったいきさつは?
市村さん:「岩船山爆破撮影会」には以前から何回か参加していたのですが、普通に爆破に合う動画を撮るのに飽きてしまいまして(笑)、面白くて笑えるのを撮ろうと思いました。
――なるほど。面白い動画を撮るうえで、こだわったところなどありましたら教えてください。
市村さん:爆破以外は日常を心掛けました。笑顔も頑張ってつくりましたが引きつりました(笑)。
――そうなんですね(笑)。おひとりで映られているものばかりでなく、コスプレイヤーのかげつさん(@uzukisatoka)とコラボしたものも話題になっていますね。
市村さん:かげつさんは、私が主催する創作コスプレ企画「スーツ武器オフ会」の参加者なんです。今回の撮影会には一緒に参加しました。
◇ ◇
なお、市村さんが所属する「自己批判ショー」は、茨城県古河市を拠点に活動する老舗コント劇団。2020年には25周年公演を予定していましたが、コロナ禍により中止になってしまったそうです。
「徐々に活動を再開しこれからも皆様に笑いを届けて参ります」(市村さん)
■市村 大統領さんのTwitterはこちら→https://twitter.com/t_rooble
■自己批判ショーの公式サイトはこちら→http://zico-hihan.sub.jp/
■コスナビの公式サイトはこちら→https://cosnavi.biz/