グルメバーガー店が各地で増えています。いずれのお店も、ファストフード店のハンバーガーの味を存分に引き上げたメニューを提供している一方、千円台を軽く超えるものも多く普段使いにはちょっと手が出ません。モスバーガーやフレッシュネスバーガーももちろん美味しいですが、ちょっとサイドメニューを足せばすぐに千円に近づいてしまいます。その点、マクドナルドはリーズナブルに収まりますが、ちょっと食べ飽きた感じもします。
こういった微妙なニーズにドンピシャのハンバーガー店が今年東京・吉祥寺に開店しました。BEX BURGERというお店です。
同店は「ファストフードとグルメバーガーの間」を目指しているそうで、まさしくモスやフレッシュネスに近い印象を受けますが、それでもセットは390円（税別）から。高額のセットでも900円（税別）代をキープしており、なかなかどうして気になる存在です。
その味は、果たしてどんなものなのなのでしょうか。同店を取材し、売れ筋3商品をピックアップしてもらい、それぞれの味をレビュー。合わせて担当者にも話を聞きました！
素材・クオリティがすこぶる良い一方、価格はファストフード並！
BEX BURGERのコンセプトは「ファストフードだけど、グルメバーガー」で、こだわり抜いた素材を使った本格的なグルメバーガーなのに、ファストフードと同等の価格を実現するというコストパフォーマンスが一番の魅力のようです。
実際に使われている素材は、北海道産バターを採用したオリジナルのバンズ、オーストラリア産牛もも肉を使ったパティ、新鮮なフリルレタスとトマトなど、贅沢なものばかり。それでいて最安のハンバーガー は250円（税込）。好みのハンバーガーとサイドメニューをチョイスできるセットは390円（税込）〜と、ありそうでなかった超理想的なハンバーガーショップです。
実際に取材時に厨房を覗くと、オーダーが入るごとにパティを焼いていました。このため、注文からサーブまでは少々時間はかかるものの、美味しくて安ければこの点はもちろん許容範囲です。
BEX BURGERの売れ筋セット・ベスト3!
店の方に売れ筋セットを3つピックしていただきました。まず売れ筋第1位が「BEXチーズバーガーセット」（税込650円）だそうです。
600円台にしてチーズバーガー、ポテト、ドリンクがついてこのクオリティは嬉しいですが、聞けばオープンから3カ月でなんと1.5万個も売り上げた人気セットだそう。人の往来が激しい吉祥寺駅周辺とはいえ、1店舗でこの売り上げ数は尋常ではありません。
肝心の味も素晴らしく、パティとミルキーなチーズの相性が絶妙であり、フレッシュなレタス、トマトは、確かにファストフードでは実現できないものだと思いました。
そして売れ筋第2位は「BEXバーガーセット」（税込610円）です。
シンプルなハンバーガーですが、前述のチーズバーガーと比べ、たった40円の差額。なんという良心的な価格設定でしょうか。この点、筆者はかなり感動したポイントです。
肝心の味は、シンプルがゆえにBEX BURGERのポテンシャルを感じられるもので、前述のような厳選素材の味を確かに味わえるものでした。
そして売れ筋第3位は「BEXダブルチーズバーガーセット」（税込750円）です。
かなり贅沢なもので、食べ応え十分でした。特に男性は、ハンバーガーを食べる際、「1個だと少ないけど、かと言って2個は多い？」といったことで迷うことがありますが、そういったニーズにピッタリのボリューム感。もちろん味もここまでに紹介したハンバーガー同様、クオリティの高いもので十分満足できるものでした。
『BEST EXPERIENCE（最高の体験）』＝BEX BURGER
ありそうでなかった業態のBEX BURGERですが、最後に担当者の方に話を聞きました。
「美味しいハンバーガーを追求し、お店をオープンしました。『BEST EXPERIENCE（最高の体験）』という思いから『BEX』という名にしました。
『ファストフードだけど、グルメバーガー』といったコンセプトを今後も守りつつお店を増やし、多くの方にご利用いただきたいと思っています」（担当者）
聞けば、11月には調理ロボット開発を行うコンテナ型ラボ「BEX BURGER LABO」が福島・南相馬にオープンするほか、年内にはイートインスペースを設けた新店舗を東京・学芸大学前にオープンする予定とのこと。かなり画期的で美味しいBEX BURGER、今後さらにお店が増え利用しやすくなることを願うばかりです！
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▽BEX BURGER
https://bexburger.com/
