「マスクの中のほどよいキャンディ」老舗飴メーカーがコロナ禍に発売し好調、「年間通じてずっと1位」

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 昭和3年創業の菓子製造業「宮川製菓」(東京都目黒区)が手掛ける新シリーズ「マスクの中のほどよい」キャンディの売れ行きが好調です。あめ職人による手鍋、直火炊き製法を90年以上も続ける同社。昔ながらのニッキやハッカ味のあめが人気ですが、昨年秋にマスク着用時専用のあめを発売すると「通常の新商品の約7倍」の売り上げを記録。1年経過した現在も「ずっと売り上げ1位です」。今年9月には第2弾となる新フレーバーを発売しました。

第1弾「ミント」は「年間通じてずっと1位」

 シリーズ第1弾「マスクの中のほどよい ミントキャンディ」は2020年9月に発売。コロナ禍におけるマスク生活の中、「ミントが強すぎると目元がスース―して涙目になってしまう」という女性顧客からの声をきっかけに生まれました。

 「発売から1年経ちましたが、季節に関係なく1年通じて安定して売れており、お取り扱いの店舗が今も増えております。通常の新商品の約7倍の売り上げが継続しております。弊社ラインナップの中ではこの1年、毎月1位です。弊社は主に首都圏のスーパー様での取り扱いがメインでしたが大手ドラッグストア、関西、中京、九州、東北とこれまでなかなか販売できなかったエリアでも売れております」(同社営業部長)

第2弾は「強すぎないしょうが味」

 9月に発売した第2弾は「マスクの中のほどよい しょうが+カテキンキャンディ」(63g入り、税抜き200円)。

 「しょうが味は秋冬の人気フレーバーとして定着しておりますが、既存の商品はしょうが味が強すぎるというお声をいただきました。そこで今回、しょうが味をほどよく、なめやすくしました」(同社営業部長)

 パッケージはオレンジ色のマット調で、やわらかく、あたたかい印象。「デザインや色は女性デザイナーと社内女性スタッフだけで決めました。しょうがと言うともっと濃い色のイメージでしたが、あえて明るめで、お店でも目立つ色にしました」。

 販売場所は関西スーパー、コープきんき、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、一部イオン系スーパーなど。店舗に在庫がない場合は、宮川製菓に問い合わせを。電話03-3715-2231(午前9時〜午後5時、土日祝は休み)。

老舗飴メーカー「宮川製菓」売れ行きベスト3

第1位「マスクの中のほどよいミントキャンディ」
第2位「飴職人にっき飴」
第3位「シャインマスカットキャンディ」

 「第2位の『飴職人にっき飴』は桂皮の粉末をぜいたくに練りこみました。飴の表面にも桂皮末をまぶし風味豊かに仕上げました。第3位の『シャインマスカットキャンディ』は山梨県産のシャインマスカットピューレを、飴職人がていねいに練り込み、手作業で模様をつけた小粒なキャンディです。マスカット味が口の中に広がるおいしさです」(同社担当者)

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