「レトロな窓越しの物語」女児と高貴な猫がジブリアニメみたい!「深窓の令嬢」「心が通った瞬間」

はやかわ かな はやかわ かな

「美容室の高貴、寄ってくるようになった」と、ツイッターに3枚の写真を投稿した、ほそいあやさん(@hosoi)。

そこに写っていたのは、レトロな美容室の窓際に座る、エレガントな雰囲気漂う長毛の猫ちゃん。続く2枚目の写真には、入り口の扉にやって来た高貴な猫ちゃんに、ガラス越しにそっと手を差し出す幼い女の子の姿が。そして3枚目の写真では、ガラスの向こうに微笑みかける女の子に、猫ちゃんがそっと頬を差し出している!?

猫ちゃんと女の子の距離が少しずつ縮まっていく…そんなおとぎ話みたいな3枚に、「心が通った瞬間ですね」「どんな会話をしてるのかなあ?」と、感嘆のリプライが寄せられました。

「深窓の令嬢ですね」
「優しい紳士的な猫様や」
「窓越しに優しい愛を感じるねぇ~」
「内側からスリスリしてくれてる」
「お話ししてるんですね、微笑ましいなぁ」

猫ちゃんが窓越しにスリスリしていた女の子は、ほそいさんの娘さん。2歳上の息子さん共々、幼い頃から猫ちゃんと一緒に暮らしていることもあり、兄妹は猫が大好きなのだとか。

ほそいさんによると、こちらの高貴な雰囲気の茶トラの猫ちゃんは、以前から時々このレトロな窓越しに外を眺めていたそう。また、こちらの美容室にはもう1匹の高貴…グレーブラック色の長毛の猫ちゃんもいるそうです。

「前は窓からそんなに動かなかったけど、最近よっこらしょっと床に降りてくるように」とツイートしていた、ほそいさん。

高貴な猫たちと幼い子どもたちの「レトロな窓越しの物語」について、ほそいさんにお話を伺いました。

ーーレトロな窓越しに出会った美容室の高貴な猫たちは、いつ頃からお子さんたちに興味を示してくれるように?

「1年ほど前からほぼ毎日、こちらの美容室の前を通っているのですが、寄ってくるようになったのはつい最近です。窓辺にいない時も多いので、覚えてくれるのに時間がかかったのかもしれません。

猫たちはよく窓の方にいるのですが、子が窓越しに見つめていたら、入り口の扉の方に降りて来ました。窓は子の身長だと背伸びをしないと近づけませんが、扉だと目の高さになるんです。今までは窓から動かなかったけど、自ら見やすい位置に来てくれたのは、ちょっと馴れてきたからなのかもしれませんね」

ーー娘さんも息子さんも高貴な2匹に会うのが楽しみ?

「2人共、幼稚園の送迎で毎日通る道なので、楽しみにしています。毎朝、”今日はいるかな?”と言いながら窓をチェックします。朝は時間がないのでちらっと確認するだけですが、帰りは自転車を降りて、ガラス越しに何やら話しかけています。茶トラを、”ちまちま”、グレーの子を”くろいの”と呼んでいます。早く本当の名前が知りたいです」

ーーお家にも保護猫さんが2匹いらっしゃるとか。お子さんたちはやはり猫が大好き?

「子が猫好きです。猫の方は、子が寝起きでおとなしい時などはすり寄っていきますが、大抵は迫られて、面倒くさいなあという表情です」

ーー猫ちゃんあるあるでしょうか…(笑)。こちらの美容室は今も営業中なのですか?お子さんたちのこと、お店の方も気づかれている様子ですか?

「この土地で生まれ育った夫に聞いたところ、物心ついた時からここにある美容室だそうです。レトロな店構えですが、今も営業されていて、常連のご婦人たちはずいぶん長い間通っていらっしゃると思われます。子どもが窓越しに外から猫を覗いていると、店内のご婦人方もまたこちらを覗いている、という状態の時もあり、皆さん笑っていらっしゃいます。”また小さい子が猫を見てるわねえ”と、話していらっしゃるのかもしれません」

ーージブリアニメみたいな場面…!いつかお子さんたちが高貴さんたちを直になでなでする日は来るのでしょうか…?

「子どもたちの散髪は今、私がやっているのですが、そろそろ美容院デビューさせたいと思っています。やっぱりこのお店しかないですよね」

 ◇ ◇

9月23日に投稿されていたほそいさんのツイッターには、茶トラの”ちまちま”さんが、窓越しに自分を見つめる娘さんの方に身を乗り出し、前足をチョイチョイ、としている写真が。

幼い子どもたちと深窓の猫ちゃんたちによる、「レトロな窓越しの物語」の続きが待ち遠しいですね!

■食レポ系ライター・ほそいあやさんのお仕事

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