【漫画】「勝ったら胸触らせて」と要求する男性客にゲームで圧勝! キャバクラ実体験を描く「時代が変わっても嬢は大変」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「スマホゲームを一緒にするお客さん」というキャバクラ体験談の漫画が話題になっています。

漫画を手掛けたのは、キャバクラを題材にした「ヒマチの嬢王」をマンガワンなどで連載中の漫画家・茅原クレセさん(@kayaharakurese1)。茅原さんは商業連載の傍ら、ご自身のTwitterでキャバクラ関連の体験談を募集し、漫画にする活動も行っています。ちなみに、茅原さんもキャバクラでの就業経験者だそうです。

今回のツイートでは、以下のような内容をベースにして漫画を作成。

「閑散期にフリーで入った5人組の1人が同じスマホゲームにハマっててその場でゲーム大会、『1to1で俺が100秒牽制したら胸触らせて』って言ってきた客、下手すぎて即死しまくって煽ったらムキになり出して友達そっちのけで1人だけラストまで居座ってたけど結局一回も胸は触れず。キャバ辞めた今でも一緒にゲームする仲になったけど相変わらず胸は触れてない」

「閑散期にフリーで入った5人組の1人が同じスマホゲームにハマっててその場でゲーム大会、『1to1で俺が100秒牽制したら胸触らせて』って言ってきた客、下手すぎて即死しまくって煽ったらムキになり出して友達そっちのけで1人だけラストまで居座ってたけど結局一回も胸は触れず。キャバ辞めた今でも一緒にゲームする仲になったけど相変わらず胸は触れてない」

文章だけでも面白いエピソードですが、漫画になると圧勝しまくって無双するという嬢の姿が、絵を通じてより生き生きと伝わってきます。

「勝ったら胸を触らせて」という要求には男性の下心を感じずにはいられませんが、そんなセクハラじみた要求を自身のゲーム強さでかわしてしまうところに、キャバ嬢のたくましさも感じてしまいますね。

さらに、嬢が退職した後もその男性とはゲームを通じた交流が続いているとか。

この点にも、読者からの大きな反響があり、ツイートのリプ欄には「なんだかんだ関係続いてるの良いな…」「良き友になったのですかな」「結局付き合ったってことかな?」といったコメントが寄せられています。

具体的にはどのようなご関係なんでしょうね。今も胸は触れていないそうですが…。

また、リプ欄では「このスマホゲームが何なのか気になる」という声も。それについては、登場人物の会話の内容やスマホの持ち方から、『Identity V 第五人格』という対戦ゲームではないかという意見が多くありました。

それにしても、キャバクラとは本来、女性とお話をしたり盛り上がったりしながらお酒を楽しむところのはず。それが「スマホゲームで遊ぶ」というエピソードに、昭和な筆者は時代の流れを感じてしまいました。

このように客とスタッフがゲームで遊ぶことは、今のキャバクラでは当然のことなのでしょうか?

「アリとしているところはあるのだと思います。でも、キャバクラはそれぞれのお店で差異がとてもありますので一概には言えません。個人的な経験では(店でゲームをしている場面を)あまり見かけることはありませんでした。スマホゲーム禁止になったこともあります」 (茅原さん)

なお、茅原さんは他にも「店でニンテンドーDS」をするというエピソードも紹介しています。

ゲームの件もさることながら、現代は昔と比べて人との関わり方が変わってきており、それは夜のお仕事においても同様なのかもしれません。

しかし、どのような形であれ、人同士がつながりを求める心は、いつの時代も変わりません。キャバクラはそんな人(特に男性)の思いを満たしてくれる場所の一つであるとも考えられますね。

さらに、茅原さんにはキャバクラやご自身の漫画家としての活動について、お話を聞きました。

――「店内でゲームをする」という場面以外にも、キャバクラ漫画を手掛けるなかで時代の流れを感じることはありますか?

茅原さん:そこまで昔のキャバクラについて詳しいわけではないのですが、ファッションはだいぶ変わっていると思います。以前のヘアメイクは盛り盛りの派手なイメージがあるんですが今はわりとシンプルな傾向がありますし、ドレスはロングドレスが定番のイメージでしたが今はミニドレスでシンプルにしている人が多いイメージです。清楚系の子も多くなってきていると思います。地域によっても相当差はありますが。

――なるほど、キャバクラも随分様変わりしているのですね。しかし、“客あしらい”はいつの時代でも必須のテーマではないでしょうか。今回は「賭けに負けたら胸を触らせる」というリスクを勝つことで回避していますが、他にも客からのイヤな発言や無理な要求への対応について、話を聞かれたことがありますか?

茅原さん:あまりよくないお客さんや要求への対応ということであれば、真面目に取り合わなかったり、ボーイさんに言ったり、代わりにボトルを要求したりなど、皆さんいろいろな方法を取っていると思います。エピソードはいくつかツイートでも取り上げています。

――皆さん上手な切り抜け方を考えながら対応されているんですね。本当に大変なお仕事だと思います。他に漫画で紹介されたエピソードのなかで、ご自身が特に印象に残っているものがあれば教えてください。

茅原さん:「ヌーブラ買い取りおじさん」の話は印象に残っています。

――人によっていろんな趣味・趣向があるんだなぁ、としみじみ感じてしまいました(笑)。現在、Twitterでの投稿も含め、キャバクラ関連の漫画をメインに手掛けられている茅原さんですが、これから挑戦してみたい漫画のジャンルなどはありますか?

茅原さん:改めて何かに挑戦というのは、今は特にあまり思い当たらないですが、現在連載している「ヒマチの嬢王」という漫画では、キャバクラに留まらずいろいろなジャンルや界隈を描くことに挑戦しています!

――キャバクラに実際に勤めている人の生の声を漫画にして広く伝えている茅原さんから、皆さんにメッセージなどあればお願いします!

茅原さん:(キャバクラに行ったことがない方へ)「人生経験として行ってみるのもいいと思います」、(キャバクラに通っているという方へ)「私のツイートでは、スタッフ側のお客さんに対する感じ方もたくさん紹介していますが、人によるので話半分に聞いていただけると。ただ嬢のプライベートを削ぐ時だけは本当に慎重に…」、(キャバクラに勤めたい!という方へ)「私は推奨しませんが、よく考えてからにした方がいいと思います」、(今キャバクラに勤めている方へ)「いつもお疲れ様です」。

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茅原クレセさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/kayaharakurese1

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