「半袖→長袖」最低気温18℃で約6割が移行 衣替え「しまい洗い」「出し洗い」をお勧めする理由

松田 義人 松田 義人

今年の9月はやけに寒暖の差が激しく感じます。長袖シャツ1枚でも寒い日があれば、エアコンを入れないと暑くてやっていられない日もあります。この寒暖差に対応できるよう体調の管理はもちろんですが、やはり気になるのが衣替えです。

よくよく考えてみると例年、どんな時期に衣替えをするかは結構アバウトなものですが、ライオン株式会社と株式会社ウェザーニューズが調査した結果では「最低気温が18℃になったタイミング」こそが半袖から長袖に移行すべき、ベストな衣替えの時期なのだそうです。

今回は、この調査結果と合わせて、衣替えの際、どんな点に注意すべきかも含めてライオン担当者の方に話を聞いてみました。

「最低気温18℃」が衣替えのタイミング!?

ライオンのオウンドメディア「Lidea」によると、例年の衣替え時期のピークは「9月2週目〜10月1週目」が多いのだそうです。さらにこの時期は「最低気温が18℃」になることが多く、このタイミングこそが半袖から長袖に移行する人が多いようです。

「秋の衣替えに向けて、長袖を着用し始めたり、衣替えの意識が高まるタイミングについてウエザーニューズとともに調査した結果では、最低気温が『20℃』を切ると約5割、『18℃』で約6割の人が半袖から長袖に移行することがわかりました。そこで、最低気温が18℃になる予測日を『2021年衣替え前線』としてウエザーニューズに作成を依頼し、衣替え前線として掲載しています」(ライオン・担当者)

 

地域によって最低気温が18℃になるところが異なりますが、おおむね上の図表で示された時期が衣替えのベストタイミングなのだそうです。

衣替えで注意すべき翌シーズンまでの「しまい洗い」とは?

 

この衣替えの際に注意すべきは、翌シーズンまでしまっておく際の衣類のダメージ。特に白いシャツなどをタンスの奥のほうにしまっておくと、いつの間にか黄ばんでしまうこともよくあります。また、長期間しまっておくと、妙な匂いも発生しがちです。この点についても聞いてみました。

「黄ばみは繊維の隙間に入り込んだ皮脂汚れが蓄積し、黄ばみとして表れることがあります。この黄ばみを予防するためには、衣類をしまう際にしっかり皮脂汚れを落とすことです。

また、ニオイが気になりやすいアイテムの代表がインナーです。機能性インナーの素材によく使われている化学繊維は、皮脂汚れに含まれる液状の汚れ(オレイン酸)がつきやすく、さらに極細繊維のため、汚れが奥の奥まで入り込みやすいという特徴があります。そのため長期収納すると、気になるニオイが発生しやすいのです。

いずれも皮脂汚れに強い高濃度液体洗剤、液体酸素系漂白剤もしくは、粉末酸素系漂白剤を活用し、つけ置き洗いでニオイを落としてからしまうのがオススメです」(ライオン・担当者)

 これらの行為を「しまい洗い」と呼ぶのだそうですが、合わせて、衣替えによって新たに使い始める秋冬モノのシワやニオイが気になる場合は、「出し洗い」をやると良いのだそうです。

 「衣替えで久しぶりに出した秋冬モノのシワなどが気になる際は、着る前に一度『出し洗い』をすると良いです。防虫剤などの匂いもすっきり落とせて、気持ち良く着ることができると思いますよ」(ライオン・担当者)

 

さらに収納方法を工夫すればシワや形崩れの予防にも!

衣替えの時期、そして「しまい洗い」「出し洗い」についてライオン担当者の方に解説していただきましたが、これ以外にもライオンのオウンドメディア「Lidea」では効率的な収納方法なども紹介しています。

「収納方法を工夫するだけで、衣類のシワ、形崩れの予防にもなります。『しまい洗い』『出し洗い』だけでなく、こういったことも意識しておくと、より長く大切な衣類を着ることができると思います。お気に入りの服を翌シーズンでもベストコンディションで着られるよう、是非お試しいただきたいです」(ライオン・担当者)

 

 Lidea https://lidea.today/articles/922

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