今が旬の枝豆を味噌汁に ダシいらずで驚きの旨さ、どうやって?「衝撃というか、斬新!」

泡☆盛子 泡☆盛子

JA全農広報部の公式アカウント「全農広報部【公式】日本の食を味わう(@zennoh_food)」さんが発信した「Q:夏におすすめのおみそ汁は? A:さやごと枝豆みそ汁!」というツイートに全国の枝豆好きが反応しています。

「初見だと衝撃ですが、さやから旨みが出て、お出汁を入れずとも美味なおみそ汁ができます。作るおみそ汁の分の湯を沸かし沸騰したら、洗った枝豆(1つかみ/1人前)を入れて5分加熱し、火を止めて味噌を溶き入れたら完成。さやは食べません…!」

なんと、カツオ節や煮干しなどではなく、枝豆のサヤでダシをとるのだそう。
意外性に満ちたレシピにリプ欄も騒然。「へええ!衝撃というか、斬新!」「さやは食べないのね。貝みたいなものか。。」「ほぉぉぉ~確かに衝撃的ですね どっちもお豆さんですもんね 試してみます」「今年の夏、初めて作りました。美味しかったです」などのコメントが集まりました。

JA全農 広報部のnoteには、より詳しく旬の枝豆についての解説や枝豆レシピが載っています。

夏は枝豆!秋もエダマメ!えだまめ、とことん味わい尽くそう。」の記事から一部を引用してご紹介します(太字部分は引用)。

◎枝豆は大豆の未成熟な実を収穫したもの。熟すと大豆になります。いつごろから枝豆として食べ始めたかは定かではないそうですが、江戸時代には枝についたままの状態でゆでたものが売られていたとか。

◎大豆の若どりということで、枝豆も良質なタンパク質が豊富なうえに、ビタミンB1やカルシウム、大豆にはないビタミンCも含んでいます。おまけに、枝豆に多く含まれるアミノ酸の一種メチオニンという成分はアルコールから肝臓や腎臓を守る働きがあり、ビタミンB1やCもアルコールの酸化を促し、肝臓の負担を軽減してくれるとか。なんということでしょう…、ビールのおつまみにピッタリではないですか。もちろん、お子さんのおやつにもおすすめです。

◎大きく分けて「青豆(白毛枝豆)」「茶豆」「黒豆」があり、うぶ毛が白色で緑色が鮮やかな青豆(白毛枝豆)が最もポピュラーな枝豆です。茶豆系と言えば山形・鶴岡周辺の在来品種「だだちゃ豆」や新潟の「黒埼茶豆」、黒豆系では兵庫・丹波の黒豆や京都の「紫ずきん」などがあり、独特の風味で人気です。青森の「毛豆」や千葉の「小糸在来」など在来種のほか、種苗会社の品種改良も進み、今では枝豆専用の品種が400種類以上あると言われています。

400種類もの品種があるとは驚きですね。そして、なんとなく「ビールには枝豆」というすり込みがありましたが、ちゃんと栄養学的に裏打ちのあることだったとは! これはぜひとも旬のうちに堪能しまくりたいものです。

ツイートで紹介されていた「さやごと枝豆みそ汁」は枝豆ごはんとともに「いろいろな枝豆料理で食べてみよう!」というコーナーに載っていました。このコーナーには名産地のJAによるものやアレンジされたレシピが並んでいるので、枝豆好きは必見です。

JA全農山形「豆ごはん」と「枝豆おみそ汁」
ゆでた豆(塩ゆで・塩なし どちらでも可)と米を一緒に炊飯器に入れ、だししょうゆをサッとひと回しして通常の水加減で炊きます。お好みでニンニクや塩コショウ、バターを入れても◎。祖父母世代だと、皮ごと入れて炊く人もいるそうです(食べるときに皮をむく)。

おみそ汁はお鍋に水を入れ、沸騰したら枝豆投入。しばし煮込んで、枝豆がやわらかくなったらみそを溶かして完成です。
豆ごはん…、炊いていると枝豆のいい香りがたちこめ、たまりません。おみそ汁はだしいらず。枝豆とみそだけなのに、しみじみとおいしい…。

リプ欄にも「山形では、昔から頂いてました~」というコメントがいくつか見られた通り、山形ではおなじみの味噌汁だそうです。

「さやごと枝豆みそ汁」実際に作ってみました!

(1)鍋に水を入れ、沸騰したら枝豆を投入。
(2)5分ほど煮込んで、枝豆が柔らかくなったら味噌を溶かしてできあがり。
※さやは食べない

とっても簡単!
でも本当にダシいらずで大丈夫なのでしょうか。疑り深い筆者はさっそく自分でも作ってみました。

枝豆はけっこう産毛しっかりタイプだったので、塩を揉み込んでしっかりと洗っておきました。
お湯を沸かし、枝豆を入れて6分ほどで柔らかくなってきたらいったん火を止めて味噌を溶き入れます。枝豆の茹で汁に味噌を溶くという初めての経験に軽く戸惑いましたが、それよりも豆豆しい香ばしさにうっとり。

まず、汁だけを味わってみます。いつものダシがなくても大丈夫かな? 
…あら? しっかりおいしい! 物足りなさはまったくありません。どなたかが「カニ汁の味になる」とコメントされていましたが、何も知らされずに飲んだら甲殻類のダシがちょっと入ってる? と思うくらいの淡〜いカニ感があるんです。なんでなんでどうしてー? 

枝豆の方はほんのり味噌の味が加わってこれまた旨し。全農さんも写真にコメントされていましたが、ひとつかみよりもちょっと多めにする方がしっかり風味が感じられていいと思います。

あと、ちょっとした注意点は、いただくときに枝豆の殻入れの用意を忘れないこと。筆者は食べ始めてから気づいて台所に取りに行ったのが地味に面倒でした。

意外なほどに簡単で新たな美味しさに出合える「さやごと枝豆みそ汁」。この夏、ぜひおうちごはんのレパートリーに加えてみてください。

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