飼い主にとって猫の魅力といえば、クリクリした目、もふもふな体、ツンデレな性格…といろいろありますが、ぷにぷにした肉球もその一つではないでしょうか。そんな猫のチャームポイントである肉球について、野良猫時代との変化に気付いた飼い主さんがいます。
Nuruli/ぬるり(@nurulilom)さんは今月18日、Twitterに「ネッコと肉球」という漫画を投稿しました。その漫画は保護施設で後に飼い猫となる元野良猫の“けそけそ”くんの出会いから、共同生活を描いたものですが、肉球の変化がそこに描かれていました。
迎え入れたころは、硬かったという肉球が1カ月後、柔らかくなりピンク色に変わっていました。肉球の変化は生活環境を表し、野良猫時代はいかに厳しいものであったかを想像させます。SNSでも、
「うちの子も拾ったときはひび割れて痛々しい肉球でした。今はぷりぷりつやつやです。野良の生活は過酷なんでしょうね」
「なんか、…不覚にも涙が出てしまいました。けそけそくんも、肉球様も、にんげんさんも健やかに幸せであってください」
「ぷにぷに肉球はぬるりさんがけそけそ君に愛を注いだ証…和みました」
と、共感の声が上がりました。“けそけそ”くんの様子について、飼い主さんに聞きました。
--保護施設を訪れたきっかけは?
「同居するなら雑種の子がいいなあと思い、里親サイトを中心に保護猫を探していましたが、どこも条件が合わずなかなかご縁がありませんでした。次で駄目だったら諦めよう…という気持ちで、やや条件が緩め(単身者でもOK)な保護施設へ見学にいった…という感じです」
--“けそけそ”くんと会ったときの感想を改めて教えてください
「ぽつんと窓際にいてじっと身を固くしているように見えました」
--1カ月後、肉球がピンクになっているのを見て、どう思いましたか?
「うちに来てすぐの頃に硬い状態の肉球を確認しつつ、ネットで調べた知識もあったので、これから柔らかくなるのかなぁとある程度想像はしていました。が、実際に柔らかくなった肉球を触ったら、思った以上にしっとりぷにぷにでちょっと感動しました」
--“けそけそ”くんは最初から添い寝する猫だったのでしょうか?
「うちにきて2日目くらいに、布団のすぐそばに隠れ家もどきを作ったら、トイレとごはん以外はずっとそこにいるようになりました。そこから慣れたのか、7日目くらいからわたしが寝転がると隠れ家から出てきて、添い寝っぽいことをしてくれるようになりました」
--お名前の「けそけそ」とはどういう意味なのでしょう?
「漫画を描いてからわたしも調べたんですが、ニュアンスに合う方言はなさそうでした…。わたしは誰かが漫画で描いていた中の『けそっ…』という表現がすごく好きだったので、毛羽立ってパサついているイメージで描いていました。本当はねこには違う名前をつけたんですが、漫画を読んだ人の一部では『けそけそくん』で認識して頂いてるようだったので、Twitter上でも猫の真名は伏せたままにしています」
--普段の“けそけそ”くんの様子を教えてください
「ごはんは好き嫌いなく食べてくれるので助かってます。ブラシも全然嫌がらないですし、添い寝もなでなでされるのも好きなようです。性格も甘えん坊ながら落ち着いていて、人間からするとすごく優しい、良い猫です」