ドンキ攻めすぎ? アメリカなのに店内は日本語POPだらけ「地域最安値に挑戦!」の文言も

中将 タカノリ 中将 タカノリ

見慣れたペンギンのキャラクター、「地域最安値に挑戦!」と書かれた派手なポップ…

アメリカなのにまるで「ドン・キホーテ」そのまんまなお店がSNS上で大きな注目を集めている。このお店を「信じられるか これアメリカなんだぜ」と紹介したのはラスベガス在住のゲーマー、柵木定春さん(@masegi)。

確かによくよく画像の細部を見て値札がドル表記になっていることに気付かないと、これがアメリカ国内だとわかる人はいないだろう。柵木さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「うげぇー!なんだ!この日本語の量は!」

「アメリカのドン・キホーテだったら日本語で書いてるのは何故だろう?」

「ここだけバチカンの様に別の国になってるんじゃ…て思えてくるほど日本語に溢れてるwww」

など数々のコメントが寄せられている。

柵木さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):こちらはアメリカのどちらにある店舗でしょうか?

柵木:カリフォルニア州ロサンゼルス郡ガーデナにある東京セントラルというお店です。そのお店の運営会社はドン・キホーテの傘下です。

中将:やはりドンキ系列なんですね…。初めてこちらにいらっしゃった時のご感想をお聞かせください。

柵木:「日本のスーパーをそのままアメリカへ転移させたんじゃないか」と思いました。日本のスーパーで売っているものはほとんど揃います。カリフォルニアでは日本の野菜も多く栽培されているため、日本とほぼ同じ品質の生鮮食品を買うこともできます。黒毛和牛を買うことすらできます。またこの店舗内にはフードコートもあり、「銀だこ」や「天下とり」と言った日本でも有名なチェーン店が出店しており、日本と全く同じものが食べることができます。そこで働いているスタッフも日本人で日本語で注文できます。ただし商品のほとんどは日本からアメリカへ輸出されているため、基本的に日本での価格より1.5倍以上はします。

中将:店舗スタッフやお客の層も日本人が多めだったりするのでしょうか?

柵木:レジのスタッフはアメリカ人またはメキシコ人ですが、日本人のスタッフも多くおり、品出しなどをしていました。また日本人スタッフが多いため彼らの話している言語も日本語です。客層はほとんどがアメリカ在住の日本人です。このガーデナという地区の隣のトーランスという街では日本人駐在員が大勢います。また日本国籍からアメリカ国籍に変更した日本人のご老人もかなり多いという印象です。そんなこともあり、店内で聞こえる言語はほとんどが日本語です。

中将:今回の反響についてご感想をお聞かせください。

柵木:このようなほぼ日本と同じ形式の店舗があり、場所によっては日本語だけでも生活できるということは、現地在住者であれば当たり前のように知られていることでした。もちろん日本人も旅行でアメリカに行ったことがある人は多くいらっしゃると思いますが、訪れるのは観光地などであり現地の市街地などには行かないと思いますので、この情報は日本国内では広まっていなかったのだと感じました。アメリカに住んでみたいと思っているものの、現地の生活に馴染めるかなどハードルが高いと不安に思っている人たちに、「場所によってはそこまでハードルはそこまで高くないよ」と伝えられたことは有意義であったと考えております。

柵木定春さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/masegi
◇ ◇

慣れ親しんだ食材が手軽に手に入るか否かは重大な問題。海外在住の日本人にとって、この東京セントラルのような店舗が近所にあることは、生活のクオリティーを保つ上で大きな助けになることだろう。海外移住を検討されている方はぜひ参考にしていただきたい情報だ。

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