回転寿司チェーン「かっぱ寿司」全店で実施中の「汗かく夏も食べホー」に、筆者が挑戦してきました。できるだけたくさんのお寿司を、制限時間内にすべて美味しく飽きることなくいただくには、どうすれば…? 食いしん坊ライターの名にかけて、考え抜いた攻略法をご紹介します。
今回、筆者が考えた攻略法はこの3つ。
①前日までに食べホーのメニューを読み込み、食べるべきネタを絞り込んでおく。
好物や110円以上の高額ネタ(けっこうあります)をチェック。リストに書き出し、食べる順番をシミュレーションしました。我ながら本気が過ぎる。
②ちょうどいい空腹加減で寿司をお迎えする。服装はワンピース。
空腹すぎる状態で食べ始めるのは望ましくないそうなので、5時間ほど前に軽食(素うどん)を食べておきました。また、途中で苦しくならないように締め付けのないワンピースを着用。我ながら本気が過ぎる2。
③なるべく多くの種類を無理なくおいしく味わうため、調味料で味変を楽しむ。
事前リサーチで「マヨネーズは追加でもらえる(無料)」「粉末茶の『かっぱ茶』と塩も味変のおすすめアイテム」という情報をゲット。
これらを意識しつつ、50分の食べホーを満喫したいと思います。
空席が多い時間帯だったからか、運良く1人でもテーブル席に案内してもらえました。店員さんが「終了の10分前にお声がけします」などと説明をし終えたら、そこから食べホーがスタート。
まずは第1弾を注文。タッチパネルには食べホー専用メニューが表示されているので、そこから選んでいきます。1回につき注文できるのは4皿までとのこと。ただし、その注文品が来る前でも追加のオーダーは可能なので、最後まで特に困ることはありませんでした。
待つ間に調味料を準備。寿司醤油、減塩醤油、甘ダレ、塩、ワサビに加えて、事前情報では存在がわからなかっただし醤油まであります。マヨネーズもお願いしたらすぐにもらえました。これらを手に取りやすい位置に配置して寿司の到着を待ちます。
あ、それともう1アイテム。これは食べホー外の料金になりますが、お酒(常温)も1本頼みました。魚を食べるなら日本酒を飲みたいのと、塩と合わせてネタの味付けに使いたいという目的がございまして。
最初に到着したのは
(1)燻製風味のしっとりサーモン レモン&ペッパー×2 (2貫110円)
前半はあっさりめのネタで攻めるつもりですがこれは例外。なぜなら、サーモンに添えられたカットレモンが欲しかったから。白身の魚や貝類のにぎりを塩とすだちで食べるのが好きなので、それをレモンに代えてアレンジします。
スモーキーなサーモンとシャキシャキの玉ねぎで食欲スイッチがオンになりました!
続いて、前半に食べたのはこちら。
(2)活〆真鯛(2貫220円)
レモン塩、わさび醤油で1貫ずつ食べました。日本酒に合います。
(3)えび三貫盛/甘海老、赤えび、鮮極生えび(3貫220円)
甘海老は塩、赤えびはわさびマヨネーズ、鮮極生えびはわさび醤油で。エビ好きなのでこの組み合わせはうれしい。
(4)貝の味噌汁(198円)
「温かいものは提供に時間がかかるので早めに注文を」という先達のアドバイスをもとに頼んだら早々に届きました。アサリがたっぷり!
(5)茶碗蒸し(198円)
味噌汁に同じ。めちゃくちゃ熱かったので、中盤くらいに口直しに食べるのにちょうどよかったです。
(6)光物三貫盛り/〆いわし、あじ、〆さば押し寿司(3貫165円)
青魚ラブにはたまらないトリオ。まとめて上からだし醤油をチーッと垂らしました。
(7)中とろ×2(1貫165円)
食べホーの花形的存在です。1貫はワサビ塩で、もう1貫はワサビ醤油に軽く浸した「づけ」で。
(8)中とろ塩炙り×2(1貫165円)
これも主役級のやつ! レモンを軽く押し付けて果汁を染ませ、さっぱりといただきました。
(9)まぐろ・いか二種盛り(2貫110円)
まぐろ赤身はづけで、いかは公式おすすめの「かっぱ茶&塩」に。この抹茶塩、爽やかでとてもいい!
ここでちょうど半分の25分が経ちました。
「えっ、もうそんなに経った?」と少々焦ります。スマホに入れた「食べる順番メモ」をチェックしつつオーダーして届いたら写真を撮り、味わってお酒をクピッという繰り返しがなかなか忙しないですね〜。
味付けのバリエーションがいろいろあるので、食べ飽きることはありません。お腹はまだまだ余裕があります。
さて、後半戦。
あっさり系で一度舌をリセットして、フィナーレのしっかり味系に移行します。
(10)大葉のせロコ貝(2貫165円)
コリッとして淡白な貝は中間のリフレッシュにぴったり。レモン塩で。
(11)いくら(2貫110円)
お久しぶりですイクラちゃん。これはそのままパクッと。で、お酒♡
(12)熟成かれい ネギ生姜(2貫110円)
ネギとショウガがのっているところに、抹茶塩をぱらりと。
(13)大葉のせえんがわ(2貫110円)
大葉の香りが爽やかでいいですね。1貫ずつ、塩とレモン塩で。
(14)ほたて(2貫220円)
楽しみにしていたネタの1つ。1貫はネタを空皿に移してお酒と塩を振り少し置き、もう1貫は抹茶塩&マヨネーズを添えました。
(15)しま赤えびのつつみ握り×2(1貫198円)
しま赤えびって初めて食べました。甘みがあっておいしい。海苔で包み込んで食べるワンアクションが楽しかったです。
このあたりで店員さんがやってきて「10分前なのでラストオーダーをお願いします」と言われました。最後に頼んだのは、すき焼き風にぎり、中とろ、プレミアムプリンです。
(16)黒毛和牛のすき焼き風にぎり(2貫330円)
回転寿司ならではのお肉系もいっときたいところ。甘辛い牛肉と米の相性はいつだって最高〜。
(17)鹿児島県産鶏つくねつつみ(1貫110円)
「卵黄ソース」が効いた焼き鳥屋風のにぎり。猛烈にビールが飲みたくなりました。
(18)えび天にぎり(2貫110円)
一度食べてみたかったえび天のにぎり。ちゃんとアツアツでサクサクでよきよき! 甘ダレをかけました。
(19)中とろ×2(1貫165円)
最後におかわり。2貫ともワサビ多めのづけにして堪能しましたよ。
(20)プレミアムプリン(220円)
ネット上で「これはおいしい」という声がとても多かったプリン。たしかに風味濃厚な硬めプリンで、シメにぴったりでした。
やー、食べた食べた。大満足です!食べ終わったタイミングで再度店員さんが来て「お時間ですのでお会計をお願いします」と告げられました。
結果発表!
合計25皿をオーダーして37貫の寿司を食べました。
寿司、サイドメニューを合わせて19種類を味わったことになります。
<よかった点>
目的通りいろんな種類を楽しめたし、味変のおかげで途中で口が飽きることも一切ありませんでした。事前に食べたいものを決めていたのも大正解。筆者の場合、事前に用意したメモがなければ、卓上のメニューやタッチパネルを見ながら迷って時間をロスしていたことは確実でした。
<反省点>
食べるつもりだった「活〆大ぶりえび」と「赤えび塩炙り」をオーダーできていなかったこと(どんだけエビ好きなのか)。かっぱ寿司に来たからには最後は「かっぱ巻き」で締めようと思ったのに、中とろやプリンに心奪われすっかり忘れていたのも残念でした。
さて、最後に気になるのが「元をとれたかどうか」。
かっぱ寿司の通常メニュー表を参考に価格を書き出してみましたが、食べホーメニューにしか載っていないものは広報さんに問い合わせてお聞きしました。筆者が食べた中で該当メニューはこの4品。
・燻製風味のしっとりサーモン(2貫110円)
・しま赤えびのつつみ握り(1貫198円)
・鹿児島県産鶏つくねつつみ(1貫110円)
・黒毛和牛のすき焼き風にぎり(2貫330円)
※食べ放題メニュー上に記載のない商品は一部店舗限定商品で、販売終了している可能性もあります。
それらを合計してみると、通常価格の合計はなんと4202円!
食べホー(一般)の料金は2200円なので、2000円もお得に味わえたことになります。
めっちゃ嬉しい!!!
寿司欲は満たされ、謎の達成感も味わえた「食べホー」、これはヤミツキになりそうです。
次回開催の告知が待ち遠しいっ!
▽かっぱ寿司「食べホー」の概要
・2021年7月12日~7月16日の期間限定で、利用するにはかっぱ寿司のWEBやアプリから事前の予約が必要。電話での予約は不可なので注意。
・利用料金:一般2200円(税込)、シニア(65 歳以上)1700円(税込)、小学生1200円(税込)、4歳~6歳500円(税込)、3歳以下無料(保護者1名につき2名まで、3名以降は1名につき税込500円)
・時間制限:50分(ラストオーダーは終了時間の10分前)
・メニューは寿司、サイドメニュー、デザートなど全100種類以上。ドリンクバー付き。
そのほかの注意事項は特設サイトで確認してください。