ずっとふぁさふぁさしてしまうやつ! 阪急バスの座席と同じ素材で作られたグッズが爆売れ中

黒川 裕生 黒川 裕生

阪急バスの座席で使われているゴールデンオリーブ色のモケット生地で作ったグッズが発売され、大変な反響を呼んでいます。製作したのは、実際に鉄道車両やバスの座席を手掛けている1922年創業の日本シールという大阪の会社。慣れ親しんだモケットの“あの”風合いが、普段使いの道具として楽しめるという意外なスペシャル感が受けたのか、第1弾のペンケースは瞬く間に完売してしまいました。今後、トートバッグやクッション、ブックカバーの販売も予定しているというこのコラボを取材しました。

日本シールが、来年で創業100年の節目を迎えるのに合わせて企画。実は3月にも大阪メトロとも同様のコラボを実施しています。そしてもっと言うと、阪急バスと同じタイミングで神戸市営のバスと地下鉄のグッズも発売したのですが、悲しいかな、今のところ阪急バスほどは注目されていないそうです。…な、なんでや!!

いずれにせよ、阪急バスのペンケースの売れ行きに関しては日本シールの担当者も「とにかく想像以上の注文数で、生産が追いつきません」と嬉しい悲鳴。5月初旬の販売再開を目指し、急ピッチで追加生産の準備を進めています。ちなみに、経営難を明るく乗り切るべく奮闘する千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」の救済グッズとして売り出されているクッションとペンケースを作っているのも、この日本シールだそうです。

ヒットの要因について阪急バスの担当者に尋ねたところ、「やはり日頃からなじみのあるバスの座席と同じ素材というのが良かったのではないでしょうか」とのこと。加えて、声をひそめて「まあ中には(関西では伝統と格式あるブランドとして知られる)阪急電車の座席と勘違いしている方がおられるのかもしれませんね」と冗談めかして話してくれました。

耐久性が高く、滑らかな肌触りが特長。阪急バスの告知ツイートには「欲しいの一択」「これは…ずっとふぁさふぁさしてしまうやつ…!」「誰にも咎められずにお絵かきし放題!」といった声が続々と届いています。座席にお絵かき…?と思った人は、ぜひ実物で体感してみよう。あれ、指先で延々やってしまいがちなんですよね。

グッズはAmazonから買うことができます。ペンケース3450円、クッション10800円など。

【Amazonの日本シールのページ】
https://www.amazon.co.jp/stores/page/BF08E052-F61A-4701-B664-1A2F7163892B

【日本シール公式サイト】 https://www.nipponseal.co.jp/

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