リアルすぎる人面メロンアートがSNS上で大きな話題になっている。このメロンアートを制作したのはイラストレーターの柚さん(@yuzushio726)。
絵の具でハネデシューメロンに顔描いて親に怒られた馬鹿はここです。 pic.twitter.com/bMP9h8j9rK
— 柚抹茶 (@yuzushio726) February 13, 2021
白いメロンの肌に描かれた憂いをおびた人面…恐怖すら感じてしまうほどのそのハイクオリティな仕上がりに、SNSユーザー達からは
「怖いのに、親御さんが仰天してるところ想像すると笑ってしまいましたwwwww絶対、夜に見たくない」
「ベルセルクのベへリットみたいですね!すごくお上手です」
「世界の恐怖映像か世界の怖い夜か忘れましたが、冷蔵庫の中に生首映ってた動画が公開されたの思い出した」
「なんかじっと見てたら可愛く思えてきた」
など数々のコメントが寄せられている。
今回のメロンアートについて柚さんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):メロンに顔を描かれようと思ったきっかけをお聞かせください。
柚:このメロンは2020年の夏に制作されたものです。以前からメロンに顔を描く事はしていましたが、高校を卒業し大学に入るまでの間がコロナで暇だったので腕試しに描きました。メロンに最初に顔を描き始めたのは中学生の時です。当時は家族を驚かせてみようという好奇心で、台所にたまたまあったハネデューメロンにマジックで顔を描いたのがきっかけです。そして数年後、コロナのせいで大学が始まらなかったため、昔みたいにまたメロンに顔を描こうと思いつきやってみたところ、昔より上手くなっていたので調子に乗ってクオリティを上げることに夢中になり、気がつけば生首メロンが生まれていました。
中将:数年にわたる経緯があったんですね!ご両親には怒られたということですが、顔を描いたメロンをご覧になった際のご家族の反応をお聞かせください。
柚:今回のメロンを見た両親は「前より上手くなったが不気味さが半端じゃない。」と笑っていました。最初の頃は両親もメロンを見て気持ち悪いと言っていましたが、2週間経つ頃には普通に家族の一員のように接していました。両親が怒ったのはメロンの置き場所であって、私がメロンに顔を描く事については一度も咎められたことはありません。
仏壇にメロンを置いていた理由としましては、死んだ祖父がメロン好きだったからです。初めて私がメロンに顔を描いた時も腹を抱えて笑うくらいお気に入りでした。だから供えていたんです。
中将:お祖父さんへの想いもあったんですね…。今回の反響へのご感想をお聞かせください。
柚:たくさんの方に反応を頂けて嬉しい気持ちはあります。コメントで「面白い」と言ってくださった方も何人かいらしたので、このメロンが誰かの笑いや話のタネになれば祖父もきっと喜んでくれるだろうなという気持ちです。
◇ ◇
今回の投稿に対し、一部で「食べ物を粗末にするな」というコメントもあったようだが、柚さんはこれまでに制作したメロンアートは全て家族で召し上がっているということ。
今後の柚さんのメロンアートのさらなる進化を期待したい。