東京でブレイクしたフルーツ大福店「凜々堂」が大阪にオープン!大ヒットの秘密は?

桑田 萌 桑田 萌

フレッシュな果物と、それを包むもっちりとした大福。「究極の黄金コンビ」であるフルーツ大福の専門店が話題を呼んでいる。その店の名前は、「凜々堂」だ。

2020年11月に第1号となるスカイツリー店をオープン。続いて同年12月に大阪の大国町、2021年1月に南森町にも店舗を広げた。開店前から話題を呼び、現在も商品は連日完売している。開店から間もなく、瞬く間に人気店となった「凜々堂」。その人気やおいしさの秘密は何なのか?同店を経営している鈴木智哉さんに話を聞いた。

まず鈴木さんは、店舗オープン前より動画投稿アプリ「TikTok」で積極的なPRを実施している。
大福を専用のたこ糸で半分に分けると、現れるのはジューシーな果物の断面。この空腹をもよおす動画は、TikTokで100万回以上再生され、「絶対に食べたい」と多くのコメントが寄せられた。

鈴木さんは、「凜々堂には3つのこだわりがあります」と話す。まず1つ目は、使用している「白あん」へのこだわり。同店が「金沢名物」と謳っているとおり、白あんも金沢で製造されたものを使用している。「甘さが控えめなので、食べていて胃が重くならないんです」

2つ目は、果物へのこだわり。その時々の旬のフルーツを使用しているため、とても新鮮。「僕がおすすめしたいのは、キウイとみかん。丸ごと包まれているので、贅沢に果物を堪能できますよ」 

そして3つ目は、作り手のこだわりだ。「作り手は、和菓子づくりの経験が豊富な職人ばかり。味はどこにも負けません」と鈴木さんは胸を張る。 

筆者も同店のフルーツ大福を購入。具材は「あまおう」「王林」「みかん」を選んだ。
まずは「あまおう」から。白餡餅が包んでいるのは、瑞々しく甘いいちご。「甘い×甘い」のコンビネーションだが、決してしつこいものではなく、上品な甘さだ。

次に「王林」。「りんごと大福、この組み合わせはしっくりくるのだろうか」という当初の心配も、杞憂に終わった。りんごならではのシャキシャキ感をそのままに、さっぱりとした味が白あんの甘さを絶妙に緩和させる。大福を食べるときに滅多に感じることのない清々しさが堪能できる。「甘いよりもさっぱり系が好き」という方におすすめだ。
そして「みかん」。果物1つが丸ごと包まれているため、極めてボリューミー。半分に分けてみると、みかんの粒ごとの瑞々しさが際立つ。柑橘系の酸っぱさは予想以上に白あんと合う。鮮やかでジューシーなみかんならではの甘さを、大福が引き立てる。抜群のコンビネーションを発揮している。

果物は他にもキウイやパイン、メロンなど、10種類近くの商品が販売されている。

鈴木さんは「フルーツ大福は、おいしさとヘルシーさを兼ね合わせたとっておきのスイーツです。今後はオンラインショップも展開する予定なので、遠く離れた方へのギフトにもぴったりですよ」と話す。

■金沢フルーツ大福「凜々堂」
大国町店:大阪府大阪市浪速区敷津西1-3-2
南森町店:大阪府大阪市北区天神橋3-1-16
スカイツリー店:東京都墨田区向島3-46-13
営業時間:いずれも11:00~19:00(売り切れ次第終了)

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