ご飯に合う、夕飯の人気メニューと言えば餃子!一度にたくさん作れてメインのおかずになるので定番の一品にしているご家庭は多いと思いますが、食べ盛りのお子さんがいると作る数が多くなり、洗い物も含めると大変な手間がかかってしいます。
そこで朗報!今、SNS上では児童書作家の柴野理奈子(@shibaringon)さんが紹介した、時短しつつラクに餃子を包める裏技が話題になっています。
柴野さんは食べ盛りのお子さん達のために普段から100~150個もの餃子を作っているそうですが、皮にタネを入れる手間を省くため、なんとホイップの絞り出し袋を使うことを思いついたのです。
この斬新なアイデアにSNSユーザー達からは「すごい!天才!」「これ、たこ焼き器にセットしたい。たこ焼き器に皮いれて、具をいれる。やりたい。」「確か工場で大量生産の餃子ってこんな風に、にゅると出してたはず。それを家庭で再現するとは!主婦の知恵!恐るべし!」など数々の感動のコメントが寄せられています。
柴野さんにお話を伺いました。
青島ほなみ(以下「青島」):このアイディアを思いついたきっかけはなんでしたか?
柴野理奈子(以下「柴野」):あの日(投稿日)は昼間に少し時間があったので、餃子のタネだけ昼のうちに用意しました。タッパーなどの容器に詰め替えて冷蔵庫に入れておこうとしたところ、ふと、棚に置きっぱなしだった絞り出し袋が目につきました。クリスマスケーキを作った時にダイソーで生クリーム用絞り出し袋を買ったのですが、1枚使っただけで残りがあまっていたものです。これにタネを詰めて冷蔵庫に入れておけば、夕方に餃子を作るときにおもしろいかもしれない、と思ったのがきっかけです。
青島:通常の包み方と比べて、どのくらい時短できましたか?
柴野:いつもなら途中から疲れてくるのに、このときは疲れをまったく感じないうちに包み終えたのでビックリしました。体感的には、いつもの半分ぐらいの所要時間で包めた気がします。
青島:息子さんの食べ盛りエピソードがあれば教えてください。
柴野:我が家には食べざかり男子が2人と、まだ食べざかりではない女子が1人いるのですが、みんなよく食べてくれるので作り甲斐があってうれしいです。わたしはパンを焼くのが好きなのですが、翌日の朝食のために焼いたはずなのに「ちょっと味見」と称して、ものの数分でなくなってしまう…ということがよくあり、困ってます。
青島:リプライでは様々な餃子作りアイデアが寄せられていましたが、印象に残ったものはありましたか?
柴野:大きなジップロックに材料をいれて、袋ごとこねて、袋のはしっこをハサミで切って絞り出すというアイディアは印象的でした。ハンバーグや肉団子もこの方法で作れるとは思いませんでした!
またリプライを拝見してなにより印象的だったのは、餃子がこれほど家庭に深く根付いているということでした。ご家族での餃子にまつわる思い出を書いてらっしゃる方が何人かいて、読んでいてどんどんストーリーが広がりました。いつか餃子をモチーフにした短編集を書いてみたい、と半ば本気で思いはじめています(笑)。
青島:さすが作家さんですね!餃子の物語が読める日を楽しみにしています!
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2月26日、柴野理奈子さん執筆の『放課後、きみがピアノをひいていたから〜プレゼント〜』(集英社みらい文庫)が上梓されます。また2019年に上梓された『思い出とひきかえに、君を』(集英社オレンジ文庫)も好評発売中です。どちらも胸がキュンとなる素敵な作品なので、餃子が焼けるのを待つ間の読書タイムに読まれてみてはいかがでしょうか?