究極の鬼退治?「強すぎる」スーパーの節分特売が話題「豆まくイベントだろ」とネット民総ツッコミ

広畑 千春 広畑 千春

 今年の節分が124年ぶりに今日、2月2日になる…というのは、きっと皆さんもうご存知のはず。つつがなく準備も進んでおられると思いますが…群馬県内のあるスーパーで目撃された「強すぎる」節分コーナーがSNS上で話題になっています。

 特売用のカート一面に、ずらりと並んだパック入り日本酒「鬼ころし」。その画の強さに思わず「豆まくイベントだろ」とツッコんだ、だば(@daba3939)さんのツイートには8.7万以上のいいねが付き、「別の意味で鬼が生まれる」「ヤバイ…これは一本買っちゃうwww」の声や、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」にかけて「(鬼滅の刃の)鬼殺隊の必需品です」(みんな未成年では…)「21世紀になり、鬼を追い払わず殲滅しようとしてて強い」とのコメントも…。

 だばさんによると、これを見かけたのは、群馬県民が誇るスーパー「ベイシア」の前橋モール店。「最初は全く違和感無く通り過ぎようとしましたが、鬼ころしを飲むイベントじゃないことに気づき戻ってツイートしました。最高のセンスですね(笑)。週2、3回は行くお店で、衣料品や雑貨まで買えて重宝していますし、売り場が広くゆったり買い物ができるのも魅力。124年ぶりに2月2日の節分ということは、この売場で知りました」といいます。

 ベイシアの広報担当者に聞いてみました。

-思わず二度見してしまいますが、なぜこうしたコーナーを?

「もちろん、食料品売り場には普通の豆とかを並べた節分コーナーは別に作っています。でも、お酒売り場でも何か節分に絡めてできないかな…と考えていた時、節分なら鬼、鬼といえば鬼退治…といったらずばり『鬼ころし』だろう!と」

-「殺すしかない」という、のっぴきならない決意を感じましたが…

「2019年11月に、日光山系の伏流水を仕込み水に使った弊社のプライベートブランドの『鬼ころし』が発売になったこともあって、翌年2月の節分から目立つところに並べていたんですが、今年はコロナ禍で家飲みを楽しまれる方も増えていますし、初めて通路の突き当たりの目立つところに、思い切って全面鬼ころしを並べてみました」

 ちなみに、棚の大きさは幅1.2~1.3mほど。これを鬼ころしが埋め尽くしているわけですから、そりゃ“強さ”も相当です。前橋モール店に限らず、食料品を扱うベイシアの全店舗でこの光景が見られるといい、焼酎コーナーには鬼つながりで「鬼レモン」もずらり並んでいるそうです。

 店頭での買い物客からの反応は特になかったものの、売れ行きは昨年の1.7倍近いといい、「お客様がプッと心の中で笑っていただけていたなら嬉しいですし、SNSでこうして話題にして頂き、企画したバイヤーも私たちもこれからも頑張ろう!という力を頂戴しております。ぜひ、節分を楽しんで頂けたら」と担当者。

 というわけで、節分は今日、2日です!出口がなかなか見えないコロナ禍だけに各地で鬼追いに力が入りそうですが…くれぐれも飲み過ぎて「赤鬼」や「青鬼」にはならないでくださいね!

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