高速道路のインターチェンジにさしかかるあたりで、横断幕のように虹がかかる写真がTwitterに投稿され、注目を集めています。まるでレーシングゲームのゴール地点のようにも見えてきませんか?…思わずこのまま走り抜けたくなりますね!
投稿したのは「MKタクシー」(@MKofficial_PR)さん。全国8都市でタクシーを展開しているエムケイ株式会社のTwitter公式アカウントです。「先輩からゴールポイントみたいな写真が届きました」とのコメントとともにアップされた写真は9月27日に撮影されたもの。京都縦貫道を北方向に走っていた際、京都府南丹市にある「八木西インターチェンジ」の手前で遭遇した光景といいます。
同社のTwitterの担当者に聞きました。
―とても面白い写真ですね。
「私(Twitter担当者)と同じ部署の先輩が、プライベートで家族と一緒に移動中に撮影したものです。助手席に乗っていた家族が、スマホで撮影していたそうです」
―こんな変わった虹が出やすい日だったのでしょうかね。
「写真が撮影された日は、(写真では晴れていますが)場所によっては若干雨がぱらついているような天気だったそうです。前日には京都新聞のWEBニュースで『京都で二重の虹が見えた』との報道もあり、珍しい虹が出やすい気候だったのかもしれません」
―といいますと?
「実はこの日、写真を寄せてくれた先輩は、低いところにかかる虹を3本発見しており、高速に乗る前にも亀岡市内で見つけた虹を撮影しています」
―すごい。こちらは地面から生えているような感じですね。
「その後、高速道路にかかっていたのが今回投稿した2本目で、そこから少し走ったところでは、高速道路から見下ろすような位置に3本目の虹を見たといいます。ただ、3本目は道路脇の木に遮られて、撮影できなかったとのことです」
―でも、こんなゲームに出てくるみたいな虹、テンション上がりますね。
「先輩によると『40年生きてきて初めて見た珍しい光景だった』そうです。『偶然とはいえ、人間が思いもしない光景をつくり出す自然の力ってやはり魅力的ですね』と話していました」
―ちなみに、虹の下をくぐってゴールすることはできましたか?
「近づくと虹は見えなくなってしまったようで、横を見るとうっすら見えたような見えないような感じの『多分このあたり』というところを通過したそうです」