新型コロナウイルスの感染が拡大する中、京都市南区の都ホテル京都八条で、空室の窓明かりを利用して、建物にピンク色のハート形を描いている。
同ホテルでは、従業員の発案で「まちの人にも上を向いて頑張ってほしい」と、20日から「ハートのライトアップ」を始めた。また、新型コロナウイルスの影響で2月以降、客室稼働率も例年に比べて減ったという。
八条通に面した北側を空室にして58室の窓にピンク色のセロハンを張った。部屋のライトスタンドを窓際に配置して照らしている。走行中の新幹線の車窓などからも見えるという。
街ゆく人たちは夜空に浮かび上がったハートを見つめ、「かわいい」と声を上げて写真に収めていた。
ホテルの担当者は「世間は暗くなっているが、ほっと心温まってもらえたら」と話している。31日までの予定だが、予約状況により継続も検討している。午後6時45分~10時。