「京都のラブソング」歌う女子高生バンド 烏丸御池、河原町...地名織り込み青春描く     

京都新聞社 京都新聞社
 オリジナル曲「烏丸御池でまちあわせ」を練習するバンドメンバーたち(京都市下京区)
オリジナル曲「烏丸御池でまちあわせ」を練習するバンドメンバーたち(京都市下京区)

 プロデビューを目指す2人組の女子高校生バンドが、京都の地名が入ったオリジナル曲を創作し、ライブハウスで披露している。京都は観光地として有名だが、日常の魅力も伝えたいという思いからだ。2人は「女子高生が等身大で感じる京都の青春を表現していきたい」と透明感のある声で歌っている。

 同志社高3年荒木そよかさん(18)=京都市東山区=と、城陽高2年古関彩帆さん(17)=宇治市=が組むバンド「Lala(ララ)」。オーディションで知り合い、1年前に結成。プロを目指してライブハウスに月数回出演するほか、関西のコンテストで何度も決勝進出を果たすなど活動を広げている。

 今年8月、7作目のオリジナル曲「烏丸御池でまちあわせ」を創作した。通学で京都市営地下鉄の烏丸御池駅を使うという荒木さんが、乗換駅として人が行き交う姿を見てドラマが生まれる場所だと感じ、歌詞を思いついた。

 音楽好きの男子高生が、学校帰りの地下鉄で好意を寄せる女子高生と乗り合わせ言葉を交わす設定。偶然が重なるうちに距離が縮まり「河原町のCDショップへ行こう」「烏丸御池はじめて待ち合わせ」とデートの約束をする。

 京都の地名が入ったポップソングはほとんどないという。荒木さんは「これからも、京都で活動しているバンドだからこそ表現できる創作をしていきたい」と笑顔で話す。

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