向かいのホーム スマホ世代が
こんなところ 見るはずもないのに
Twitterユーザーのみやさこなおすみさん(@fishaction1)が、「皮肉の利いた山崎まさよし」というコメントと共に投稿したある看板の写真が話題になっている。あの名曲「One more time,One more chance」の印象深いフレーズに乗せて、スマホ世代の目に留まりにくい広告主の悲哀を自虐的かつユーモラスに表現。思わず「願いがもしも叶うなら…」と続けたくなるこの名コピー(?)は、どのように生まれたのか。看板の連絡先を頼りに、西鉄自動車学校(福岡県大野城市)に電話してみた。
看板があるのは、福岡県筑紫野市にある西鉄紫駅のホーム。看板自体は昨年6月から設置されているのだが、最近この駅をたまたま利用したみやさこなおすみさんが気づいて投稿したところ、実に1年3カ月もの雌伏期間を経て、大きな反響を呼ぶことになった。「う、歌えてしまう!」「バズった結果スマホ世代にも届くことになる流れエモい」などのコメントも相次いでいる。
ところが、西鉄自動車学校の担当者は「山崎まさよしさんの歌ですか?そんなつもりはありませんが…」などとわけのわからないことを言う。
そ、そ、そ、そんなわけあるかーッ!!!
「考えたのはグループ会社のコピーライターで、松尾という男です」。というわけで、今度は福岡市の広告会社、西鉄エージェンシーの松尾昇さんにコンタクトを取った。