元ナイトスクープ名探偵が本気すぎるスイーツ監修 多才な芸人のこだわり全開

山本 智行 山本 智行

 関西の“スイーツタウン”京都・精華町で、パティスリー「ル・フルティエ」が異彩を放っている。実はこの店、お笑いタレントで俳優、映画監督もこなす長原成樹(55)がプロデュースした商品が大好評だとか。“スイーツ番長”を自認するだけあって、パッケージの考案から食材の厳選、試食しての最終仕上げと細部にまで、こだわりまくっている。

 精華(せいか)町は、その響きから“製菓の街”つまりスイーツの街としてPRを展開しており、地元の和洋菓子8店舗が集まって精華町スイーツタウン協会を設立。実際に「人口当たりのスイーツ店の割合は全国的にみても非常に高い」(同協会)とのことで、地域の特産品やこだわりの食材を使ったケーキ、まんじゅうなどを提供している。その中のひとつが今回訪ねたパティスリー「ル・フルティエ」だ。

 場所はJR祝園駅を下車すぐ。長原プロデュースの「濃茶生チョコサンド」(280円)が抜群の人気だという。京都宇治産の香り豊かな抹茶と生チョコを使用。長原が「僕のように抹茶が苦手な人でも食べられるようにひと工夫。ほのかに甘くて、幅広い層に受けると思います。酒とも合う」と勧めてくれたが、なるほど、中の生チョコがコリッとしていて口の中で抹茶とうまく溶け合う。

 スペイン・アンダルシア地方で「幸せを運ぶお菓子」とされるポルポローネ(7個入り700円)の開発にもひと役買っており、こちらは独特の食感とユニークなパッケージが特徴だ。そんな長原の厳しい注文に応えているのが、京都・北嵯峨の元高校球児でオーナーシェフの宮脇和也さん(51)。人気の「季節のフルーツタルト」(550円)でも「のどごしを考え、グラニュー糖ではなく、氷砂糖を使っています。値は張りますが」と長原の要望に応えた。

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