おしゃれな大人のファッション交流イベントが３月２１日、大阪の帝国ホテルで開催された。その名もＫＡＮＳＡＩ ＤＡＮＤＹ ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ。４５歳から８４歳までの勇気ある１１人の紳士がランウェイを威張って歩き、ダンディーぶりを競った。主催者によるとシニア男性のみのファッションショーは”関西初”の試みだとか。場違いと思いつつ、恐る恐るのぞいてみた。
真っ昼間の帝国ホテルで画期的なイベントが催された。乾杯の音頭を取ったのは八木ひろし元大阪府議会議長。「上質な大人のイベント」というだけあって、実にゴージャスで華やか。美と健康に関する５つのブースも出展された。
参加者は元大手銀行役員、関西経済連合会（関経連）役員、インターネット放送局代表をはじめ、客室乗務員、歌うタクシードライバー、さらにスリランカの宝石商や日系ハワイアンらバラエティー豊か。女性陣はもちろん、男性陣もおしゃれに決め、会場はのっけから熱気ムンムンだ。ランチはビュッフェ形式で参加費は１万２０００円。ファッションショーに参加すると１万６０００円、ブース出展は３万円となっていた。
そんな中、会場に花を添えてくれたのがミセスジャパンの面々だ。聞けば、この美魔女軍団は４月８日、大阪・中之島プラザで開催されるミセスジャパン２０１８年大阪大会のエントリー者で、ＰＲも兼ね来場していた。
その１人、野上文代さん（５０）はゴールドのドレスを身にまとったスレンダーな美魔女。２０１６年ミセスジャパンに輝き、マレーシアでの世界大会でも２位に選ばれた実績の持ち主はイベントを見届け「いいですね。昭和の男性はおとこ気があって、ステキな方が多い」と上手に持ち上げてくれた。
同じく、２０１７年世界大会代表の島田裕子さん（５４）も長身でスタイル抜群。「美と健康はイコール。みなさん、意識して努力されているし、男性のファッションショーはとても新鮮でした。来年もぜひ」と感想を口にした。
確かに、この日のハイライトとなった“ダンコレ”は新鮮味があった。参加者は思い思いにおしゃれし、ある人は堂々と、またある人は時に照れながらも楽しそうにランウェイを歩いた。
最優秀ダンディー賞に選ばれたのは父がガーナ人、母がジャマイカ人というルイ・ボストンさん（４８）だった。現在は大阪・中央区で海外輸出業を営むかたわらブラッカン・ラジオ・ジャパンのＣＥＯでもある。
この日はピンクのシャツにクリーム色のジャケットという組み合わせ。大阪で過ごした学生時代にはナイキのモデルもしており「ポイントはシガーと帽子。ミステリアスな雰囲気を演出したんだ。おしゃれは気にするよ。外見は大事だから」とウインクしてくれた。
このイベントを仕切ったＡｓｉｙａ Ｑｕｅｅｎ’ｓ Ｃｌｕｂ代表の鷺野祥子さん（４７）も魅力的な美魔女。過去に縁活を６００回近く手掛けてきたが「男性のファッションショーは初めて。今後も上質な大人のみなさまに素敵なご縁を楽しんでいただければ」とさらなる飛躍を誓った。
機会があれば、あなたもぜひ。私は‥。
