インフルエンザが早くも流行 現状と対処法を解説

ドクター備忘録

松本 浩彦 松本 浩彦
インフルエンザが例年より早く流行している(C)kei907-Fotolia
インフルエンザが例年より早く流行している(C)kei907-Fotolia

 今冬のインフルエンザは例年に比べて1カ月ほど早く流行が始まっています。ほぼ全例がA型で、初めは軽い喉の痛みや咳などの兆候があり、24時間以内に38度以上の高熱と頭痛が出現します。目がシバシバして顔が真っ赤に火照るという、典型的なインフルエンザ顔貌が例年に増して特徴的です。年が明けて3学期が始まる頃からインフルエンザは爆発的に流行します。ただ今冬はそれが少し早まったと考えて差し支えありません。

 今現在、インフルエンザに対する特効薬は5種類あります。どれも非常によく効く薬ですが、大切なことは発症後、48時間以内に投与することですので、どんなに辛くても時間との勝負だと思って、這ってでも医療機関を受診してください。特に今年から発売された新薬は非常によく効き、一回服用するだけでよく、治りも早いと感じます。

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