ブラジル北部アマゾン川流域で採れる果実「アサイー」を使った和菓子がこのほど完成した。手がけたのは京都の老舗和菓子店2社で、その名は「和サイー」と名付けられた。11月6~8日に東本願寺と門前の広場で開かれる日本とブラジルの交流イベント「マツリクロッシング」で販売する。
アサイーはヤシ科の常緑高木のアサイヤシの実。ポリフェノールを多く含むことで知られる。栄養価の高さから日本でも近年、美容・健康食品として注目されている。
販売するのは亀屋良長(京都市下京区)と末富(同)。亀屋良長は名物の「烏羽玉」をアレンジした「烏羽玉アサイー」を販売する。あんにアサイーの100%ピューレを混ぜて練り込んで仕上げた。
末富は「和サイー」の焼き印を施した小型のもなかを並べる。末富も同様にこしあんにアサイーのピューレを混ぜている。アサイー自体に味がないため、あんの配合に工夫が必要だったという。
アサイーなどのフルーツの輸入・加工販売を行うフルッタフルッタ(東京都千代田区)によると、アサイーはポリフェノールを多く含有。あんもポリフェノールを含んでおり、同じ系統の成分同士で味の相乗効果が生まれやすいという。
東本願寺で9月に行われた試食会では、大谷派の長峯顕教参務をはじめ職員10人ほどが試食した。参加した長峯参務は「酸っぱいのかと思っていたが、あんこの質感を引き出していておいしかった」と話した。
亀屋良長の「烏羽玉アサイー」は6個1080円。末富の「アサイーモナカ」は3個1000円。販売は6~8日の午前11時から午後9時まで。